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「仕方なく風呂から上がって、隣の奥さんの話を聞かされる破目に(おちい)った・・という訳さ」

「その奥さんの親戚ですか?」

「いや、旦那さんの親戚らしいんだ…」

 益々、ややこしいじゃないかっ! と海老尾は少し怒れた。話をもっとコンパクトに(まと)めてくれっ! とでも言いたい気分である。

「旦那さんの親戚の犬ですか?」

「ああ、その家の犬が、数日前、捻挫(ねんざ)したってさっ!」

「犬が捻挫ですかっ!?」

「ああ、散歩の途中で捻挫したそうだ…」

「それで赤鯛に?」

 弱い犬だな…と海老尾は思わず笑いそうになり、グッと(こら)えた。

「ああ、診てもらおうと思ってね」

「で、僕から話を?」

「ああ、紹介してもらえると有難いんだが…」

「いいですよっ! ヤツの都合次第ですが、話してみてみましょう」

「有り難う、(よろ)しく頼むよ」

「はいっ!」

 海老尾は(こころよ)く引き受けた。

「私も、とんだ災難だよ、近所というだけでさっ!」

 海老尾は、僕の方が災難ですっ! と内心で思ったが、そうとも言えず、笑って(ぼか)した。

「数日以内に頼みたいそうだ…」

「分かりました…」

 海老尾は、すぐに動物病院へ連れてった方が…と、思った。加えて、犬が可愛そうだろっ! と怒れた。


                  続

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