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「お金がない」と言っていた彼女のその後


 その後の彼女は私たちの前では「お金がない」と言うことはありませんでした。


 しかし、他のクラスのや委員会で一緒になっている人たちに「お金がない」と言う話をするようになりました。


 みなさん、あまりにもストレートに、何度も「お金がない」という彼女をどんどん距離を置いた付き合いをするようになっていきました。

 

 一時期そのことを先生方に相談されていたようですが、どうなったのかはよくわかりません。


 彼女のことを嘘つきだと疑う方もいました。 


 そういう人の気持ちもわかります。

 「お金がない」と言うばかりで彼女は何か制度を利用したり、状況を変えようとすることは一切なかったのですから。


 でも、彼女は本当にお金に困っていたのだと思います。

 だってそうでもなければこの高校三年間ずっと「お金がない」とは言い続けないと思うのです。


 

 けれど、「お金がない」と言うばかりではなにも解決しないことを私は知りました。

 誰かに求めてばかりでは解決しないということを感じました。

 

 求めることが悪いことだとは思いません。

 ただ、自分自身がなにも行動をしないことにはなについてこないのだと言うことを肌で感じたのです。


 彼女にも、この気持ちが伝わればいいと思います。

 

 でも、彼女はこういった話を聞いてくれないだろうとも思うのです。

 自分ではなにもしようとしない人でしたので。


ここまでお付き合いくださりありがとうございました。

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