表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
命を継ぐ者(ラシル)の旅  作者: みのりっち
44/75

国境地帯

ミサトちゃんが半狂乱状態なので、慌てて水晶玉の前に座ります。


手をかざしながら、タマキちゃんをどうか探して! とお願いすると、男がタマキちゃんを荷物袋に入れ、集団で山道を進んでいくところが見えました。


「タマキちゃんを見つけました! でもここどこだろう?」

水晶玉の情景は、龍巫女しか見ることが出来ません。どこの山かしら・・・?


あれ? 山の向こうにとてつもない巨石が見えます。

そして、その向こうに見えるのは・・・。そういえば、ここどこかで見たかも・・・。


「あの~、大きな火口湖がある近くってわかります?」

「西の国境だ!」

「鳥族を呼べ、ありったけだ、急げ!」

男たちが慌ただしく出ていきます。


「待って、私もつれて行って!」

ミサトちゃんが、火のついたように泣きじゃくります。お母様が小さくつぶやきました。


「だめよ、国境には魔物が出るもの」


鳥族5人を含めた捜索隊が組まれます。

場所を特定できる私、それからお母様、ガウリアさん、村一番強い男が選ばれ、鳥族の男に運ばれ国境を目指します。他の男たちは武器を手に、山を駆け上がっていきます。

残りの鳥族は、先に上空から捜索し、私たちと男たちとの間を取り持ちます。


火口湖はすぐ見つかりましたが、水晶玉で見えた地形が見当たりません。いったん下へ降りることにしました。そしてお母様とガウリアさん、村の男と私の2組に分かれ辺りを探します。何かあったら狼煙を上げることになりました。


周囲を探していると、赤い狼煙があがりました。私たちがその方向へ走ると、お母様とガウリアさんが立っていました。


「何か見つかったのですか?」

お母様は、黙って目線を下に向けます。そこには何かが争ったような跡と、薄い血痕、そして何かを引きずった跡が崖の下へ消えていました。


「まだ、近くにいるかもしれない・・・。手分けして探そう!」


お母様とガウリアさんは国境方面へ、私と村の男は火口に降りる道を、鳥族は上空と崖下に分かれ捜索が続けられます。


やがて、上空を旋回していた鳥族が、荷物を背負って山道を急ぐ怪しい一行を発見しました。



タマキちゃんの安否が心配です・・・。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ