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命を継ぐ者(ラシル)の旅  作者: みのりっち
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ガウリアさん2

「お母様、すご~い! 何かもらえるの?」

ミサト、タマキ、あっちで龍巫女姉様と遊んでらっしゃい、とお母様が小声で言います。


「ああ、龍巫女さん。貴方にもお話があるよ!」

え? ガウリアさん、いきなり何でしょう?・・・この展開は、もしかしてまずいパターンですか?


「ええ、あなたには幻術師の修行を受けてもらいます!」

「はい?」

ガウリアさんは、とってもいい笑顔・・・。

私は、何のことかさっぱりわかりません。お母様は、再び頭を抱えます・・・。


ガウリアさんのお話によると、幻術師とは、死者の安寧を祈るため、魔物に案内を乞うことが始まりだったとか。それが、今では、魔物を操るまで発展していったそうです。


ちなみに、ガウリアさんはお母様に幻術師の修行もさせたかったのですが、さすがに王族には不敬であると却下されたとか。


ガウリアさん、私を少し見つめて言葉を続けます。


「龍巫女さん、あなたちょっと良く見せて!」

「・・・?」

ガウリアさんから見つめられ、何か見透かされているようです。

少し怖いかも・・・。


「まあ、そう! 貴方、魔物と会話ができるの?」

「・・・?」

ガウリアさん、何のことでしょう? といいかけふと思い出します。


「ああ、そういえば、陸クジラと話したような気がします・・・」

(でも、あれは陸クジラの方から話しかけてきたはず・・・)


「誰もが魔物の声を聴ける力を持っている訳ではないよ」

とおっしゃるうれしそうなガウリアさん。


「素晴らしい才能の持ち主がこんなに都合よく見つかるなんて、それにかわいい孫弟子が二人も・・・これで私も安心して旅立てる」


「師匠、子供達には何も教えるつもりはないです!」

「あら、もちろん教えないよ。訓練を見るだけで十分。誰かさんのように!」


お母様、ガウリアさんの言葉に二の句が告げません・・・。

私、今確信しました。お母様の強引な話の進め方は、お師匠様譲りだったのですね!


時間がないとガウリアさんに押し切られ、早速修行開始することになりました。

子供たちは興味津々で見学です。ガウリアさんに、術の背景を教えていただきます。


陸クジラとドラゴンもどき、いずれも魔物になります・・・。

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