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ネバーランドオンラインpage6

あとで修正します。

三位決定戦

『ムーンナイト』vs『疾風剣』

は『疾風剣』が辛勝した。



そして決勝


『風林火山』vs『勇者一行』


「始め!」


相手は今現在最強の四人である『勇者一行』だ。


装備の差はない。

戦闘センスなら俺らが上。

レベルはあちらが上。

パーティ構成もほぼ同じ。


つまり……


駆け引きと才能(戦闘センス)が勝敗を分ける。


そして駆け引きは『風林火山』の中では僕の領分だ。

やってやる!


開始と同時にマーリンの『ファイアアローズ』と僕の『ウォーターアローズ』が空中でぶつかり合う。

続けて『サンドブレッド』と『エアシューター』がかちあいその間にもお互いに前進していく。


間が100mになったところで僕らはノリノリと僕、ボンボンと春の二手に分かれた。


僕とノリノリが狙うのはアーサーとマーリン。

ボンボンと春が狙うのはモルドレッドとランスロット。


しかし間合いを詰め切る前にマーリンが動き出す。


「『メテオ』!」


彼は春とボンボンの側に向かって魔法を放った。

『メテオ』は確か火と土魔法の混合魔法今の所判明している魔法の中では五指に入る威力を持っている。



「ちっ、ノリノリあれを消す。手伝え!『ディスペル』 ……『ディスペル』」

「りょーかい『ハイジャンプ』『邪切』『邪切』『邪切』……」


僕が使ったのは【対抗魔法】『ディスペル』


低ランクの【対抗魔法】でありながらそこそこの威力と連射がしやすい。

が大抵の魔法についているホーミング機能がない。


ノリノリが使ったのは『邪切』


【剣術】スキルの一つで魔法を切り裂き無効化できるというものだ。


それでノリノリは隕石を切り裂く!切り裂き切り裂き切り裂きすべてを撃ち落とす。


「『トリプルクロウ』『スラッシュ』『フィフススラッシュ』『パラライズ』」


「『石火』『鞭打』『星打』『流星打』!」

「っ!?早、ううううわぁぁぁぁあああああ!!!!!!」


二人の怒涛のラッシュでランスロットを一気に倒す。


「!?『石火』『電光石火』!」


モルドレッドは驚き急いで後ろへ飛ぶ。


「遅い!」


が春とボンボンはモルドレッドを逃がさない。


春がモルドレッドに追いつきラリアットをかます。

そこに少し遅れ追いついたボンボンがナイフを振るう。


モルドレッドの腕を断ち武器を飛ばす。


そこでやっとマーリンが『ファイアアローズ』で援護に入るが僕の【対抗魔法】で大半はかき消され、残りも春に迎撃される。


更にボンボンはもう片方のナイフでモルドレッドの喉笛を切る。


ウィークポイントをやられモルドレッドも倒れた。


残りはアーサーとマーリン。

僕らは一旦距離を取って作戦を立て直す。


「春、ノリノリ、ボンボンでアーサーを僕がマーリンを相手するんだ。ノリノリが盾役タンクボンボンが攻撃役アタッカー春が回復役ヒーラーでノリノリは自分から攻撃は仕掛けるな。カウンターを狙え」

「分かった。だが藤は一人で大丈夫か?」


「ああ、多分マーリンと僕の力量は同じくらいだ。最悪足止めに徹するから。

それよりもアーサーだ。奴は強い。この試合で出来れば勝ちたい。『ハウンドキッド(しごと)』こともあるが単なるゲーマーとしても今後のギルドの為にもな。」


「そうか、りょーかい。春とボンボンは?」


「春はノリノリ7ボンボン3の割合でヒールしろ。僕の事は気にするな。」

「…………はぁ分かったよ」


「すまない。ボンボンは兎に角ノリノリの作った隙を見逃すな。攻め続けろ」

「あいあーい」



「……よしじゃあ行こう。『魔弾の射手』!」



僕の『魔弾の射手』を援護射撃に三人がアーサーに斬りかかる。三方からタイミングを地味にズラすことで同士討ちを防いだ完全な急襲。


「『クロススラッシュ』!」

「『アクセルライジング』!」

「『星打』!」


「ちっ!『パリング』『スラッシュ』『レイスラッシュ』」


しかしそれをアーサーはスキルと体捌きでいなす。


「はぁ!せい!オラ!」


そのまま動きの鈍ったボンボンに通常攻撃を三回。


「くっ、うわっ!」


ボンボンは吹っ飛ばされ


「『マテリアルレーザー』」


更に威力と射程を極限まで上げた光線がボンボンの腕を貫く。


「くっ腕が……」


ナイフを持っていた腕の関節が撃ち抜かれ動かなくなった。

ボンボンはミッドナイトコートの固有能力を使い姿をくらます。


「春ちゃんボンボンのヒールに!『ハウリング』!『ストライク』!」


「分かりました。『石火』」


「ちっ!余計なことを『レイシールド』『レイスラッシュ』『レイスラッシュ』」


春がヒールしているときにボンボンの姿を見られぬようノリノリが突撃するも重いカウンターを喰らう。

カウンターによりノリノリのHPは約2割


「くっそ!『バスターブレイド』!」

「『レイスラッシュ』」


「『ラウンドサイクロン』」

「『フルパワースラッシュ』」


「『クロススラッシュ』」

「『ビクトリースラッシュ』」


「『シャープポーク』」

「『ジェットストライク』」


激しく打ち合う二人だがHPの少ないノリノリが徐々に押されていく。


「くっそ!『バトルライ』『フォートレス』春ちゃんヒールして!」

「ぅ、うすいません。こっからじゃ届かない!」

「残念だったな!善戦した方だぞ?はぁ!」



遂にノリノリがやられた。


「くっ、春!アーサーの相手を ボンボンはポーションで回復後春の援護に!」


「りょーかい。『電光石火』!」

「はぁはぁりょーかい。」


「おいおい!余所見してていいのか!?『フレイムアローズ』」

「問題ないね!『ディスペル』『魔弾の射手』!」


作戦タイムの邪魔すんなよ!

僕は意識を作戦の立案から戦闘に切り替える。


マーリンとの距離は約100メートル

大抵の魔法の有効射程内であり、スキルを使っても距離を詰めるのに(今の所)三秒はかかってしまうそんな距離だ。


『ウォーターボール』と『エアシューター』を連射しながら徐々に距離を詰めていく。

マーリンも『ファイアボール』と『マッドショット』で応戦してくる。


「吹っ飛べマリモ!『色彩弾の射手・風』!」

「黙れ、この野郎!『色彩弾の射手・土』!」


空中で風弾と土弾がぶつかり合う。


「『石火』『電光石火』『ウィンドステップ』『エアルート』」


『エアルート』は風魔法の一つで助走こそ居るものの、数少ない飛行手段の一つである。


「空に逃げるか!『エアクラフトファイア』!」

「くそっ!『エアシューター』『魔弾の射手』『クラッカーボム』!」


対空射撃を避けながら僕は魔法でマーリンを空爆していく。


「う、ぐ『ファイアメイル』!」


ファイアメイルは体に炎を纏う魔法で継続的なダメージこそあるもののそれ以上に攻撃から身をもってくれる。


「なら!『ウォーターランチャー』」

「今のうちに……『瞑想』ッ!クッ」


水弾は炎に当たるとすぐに消えてしまう。しかし……


「ぐはっ!なんだ。爆発系の魔法を裏で……」

マーリンの周りで爆発が起こり奴の炎の鎧が剥がれ落ちる。


「ゲームだけじゃなくて学校の勉強もしておけよな!『電光石火』『鞭打』『星打』『流星打』!」


一気に間合いを詰め【体術】のコンボをお見舞いする。

マーリンは鎧が剥がされた動揺に加えて、マジシャンが前に出てきたことに驚いて動けずにいる。


「終わりだ!『エアボム』」


僕の手がマーリンに触れた瞬間

トンデモナイ衝撃がマーリンを襲い、マーリンのHPがゼロになった。



「はぁはぁ、勝った!」


これで残るはあと1人。HPとMPを自作のポーションで回復させノリノリたちの方に振り返る。


「……!?」


なんと既にボンボンはやられ、春とノリノリが押されていたのだ。


「『石火』『電光石火』『魔弾の射手』!!」


射程内まで距離を詰め、ノリノリ達を援護する。


「ふん……『レイメイル』」


魔弾の殆どはアーサーの剣に断ち切られ、残りも鎧を掠めるのみ程度

おそらく魔弾全てを見切ったのだろう。なんていう反射神経だ……


「ノリノリ春一旦下がって!1分は耐えてみせるよ……」

「分かった頑張ってにぃ。」

「……任せた強いぞ!」


「分かってるよ……ッ!いきなり来ちゃいますか〜〜」


アーサーはいきなり間合いを詰め、切りかかってきた。それを僕は短杖で受け止める。


「黙れ、後衛なのにそんなことしていいのか?」

「問題ないね!」


そのまま何合も打ち合う。

杖が折れるかと思ったがなかなか耐えてくれている。


「『クラッカーボム』!」

「小賢しい!!『邪切』」

「くそっ……『色彩弾の射手・風』」

「きかん!『ストライク』『アクセルエッジ』」

「うっ!グしまった!」


今の一撃で杖が遠くへ飛ばされてしまった。

杖などの道具無しでも魔法は使えるがわざわざ面倒くさい詠唱をするなり、魔法陣を描くなりしないといけない。


(かなり厳しいなぁ!「風の精霊よ我に力……「『スラッシュ』!」

「間に合うか!『星打』!」


なんとか途中で相殺したが、やはり杖無しだと魔法を使うのは無理か……


「だったら!接近戦で!」


一応僕も軍人。体術の訓練も受けている

なんとかなるはずだ!


「ちっ、お前リアルで空手かなんかやってんのか?」


うまいこと攻撃を捌き、適度に反撃する。

勿論光の鎧によりダメージは殆ど通らないが


「ああ、ちょっとした縁があってね!」


「だが!『マテリアルレーザー』」


「なっ!?」


いきなり放たれたレーザーに吹き飛ばされる。


だが


「おおお!『フレイムスラッシュ』!」

「『孤月』『止水』!」


体制を整え直した2人がアーサーに襲いかかる。

しかしこのままでは2人の攻撃は通らないだろう。


「誰が杖がもうないっていった!?『エアプレス』『マギバスター』!」

「なっ、動けな……鎧が!?」


実は僕はもう一つ杖を装備していた。

それは右手の腕輪だ。


店売りの木の杖を錬金と鍛冶の道具を使い腕輪の形にしたらものを装備していたのだ。

相手からすれば腕輪はたんなるアクセの一つにしか見えず、さらにアイテムポーチからデュエル中装備品は出せないので相手は油断する。


そこに魔法を放ち、2人に攻撃してもらったのだ……


「どうだ……!?」

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