4話
バトルチャレンジのブースに真っ先にやって来た柊であったが先に1人だけ挑戦者がいた。俊平だ。
「準備はいいかい?」
担当の上級生が尋ねる。
「もちろん!」
突如ゴーレムが出現する。出現したゴーレムは2.2mくらいの大きさでかなりごつい。これを素手で倒すのは大変そうだ。
【ライトボール】
最も簡単な光魔法の1つであるライトボールを放つ。ゴーレムはその大きな見た目通りに動きはあまり俊敏とは言えないようで簡単に食らってしまう。
ゴーレムが拳を振り上げる。
【ストライクレイ】
一言で表すならまさにビームだ。ビームがゴーレムの拳を貫き攻撃を中断させる。あまり頑丈でもなさそうなのはやはり新入生と戦うからだろう。本気のゴーレム相手ではおそらく一切の攻撃が通用しない。
【ライトボム】
頭部を破壊し戦闘が終了する。
「いや、すごいね~。もしかして光の判定Aだった?弱めに作ったゴーレムだったんだけど光魔法相手だとちょっと相性が悪すぎか」
「光はAでしたけどそれ意外全部Dでしたよ」
「俺も似たようなもんだから大丈夫さ。さぁ、次の挑戦者は誰かな?」
柊がスッと進み出る。
「俺は強化魔法なのでいい勝負になると思いますよ」
そう言って戦う準備をする。と言ってもただの深呼吸だが。
【パワー】【ディフェンス】【ラピッド】
パワーで力を上昇させディフェンスで耐久性を上げる。最後にラピッドで速度を上げる。強化魔法と似たものに付与魔法があるがこちらは物に使う魔法だ。
ゴーレムが拳を振り上げるがその攻撃を回避する。強化魔法による強化は全て倍だ。今度は柊がゴーレムを全力で殴る。全く通用していないどころか柊が拳を痛める結果となった。
【ヒール】
傷を治す癒しの光だ。細胞を活性化させているとも言われているが実際のところ仕組みはよくわかっていない。
【パワー】【パワー】【ディフェンス】【ディフェンス】【ラピッド】【ラピッド】
重ね掛けだ。これで8倍の力とスピード、さらに耐久性を得た。
ゴーレムの攻撃をかわしつつ殴り続ける。8倍の力の前にはゴーレムも脆く、簡単に倒すことができた。
強化の代償として身体中が痛くなったためヒールで治した。
「強化魔法と回復魔法って相性いいな。動きめちゃくちゃ速いしびっくりしたわ」
俊平は心底驚いている様子だ。
「朝霧君すごかったね。3回重ね掛けってかなり体きつそうだけど大丈夫?」
「うん、一応魔法で治してるからね」
「それならよかった」
「心配してくれてありがとね、野田さん」
そんな会話をしているとそこに生徒会長の七海輪音がやってきてこう言った。
「ねぇ、あなた。できるかぎり最も強力なゴーレムを作ってくれないかしら?」