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魔法学園の癒し手  作者: 幽夢
3/6

3話

 柊の入学から3日目、今日は新入生歓迎会の日だ。歓迎会は体育館で行われる。演目は上級生による魔法を使ったパフォーマンスや新入生が魔法を使って戦うことのできるコーナーなど魔法に関係のあるものから一発芸のような魔法に全く関係のないものまである。


「楽しみだねー、新歓」


昨日すっかり仲良くなった愛華が柊に話しかける


「そうだね。やっぱり俺はパフォーマンスが楽しみだな。あとバトルチャレンジも楽しみだよ」


「ゴーレムと戦えるやつだよね。入学3日目でやれるものなのかな?魔法だってまだ全然だし」


土といえばゴーレムというイメージが強いためかそこそこの高等技術なのに大半の土属性魔術師が使えてしまうのがゴーレムである。ゴーレムを使う利点はあまりない。他の術でも代用できてしまうのでほぼ趣味の術と言って良いだろう。数少ない利点として今回のように戦闘の相手として使えるということがある。


「まぁ初級とはいえ昨日だけでちょっとは使えるようになったしいけるんじゃないかな。自由参加だしやりたくなければやらなきゃいいからね」


「それもそうだね」


司会進行をする生徒の挨拶で会が始まる。


「新入生の皆さんこんにちは!私はこの第三魔法学園中等部の生徒会長七海輪音といいます。生徒の代表として皆さんのご入学をお祝いします。今日は上級生の皆さんが皆さんのために一生懸命準備した企画を見てもらおうと思います。楽しんでくださいねーっ!」


輪音の姿に柊は危うくみとれそうになった。全体的に色白で特に目を奪ったのはその艶やかな長い髪まで真っ白だったことだ。その容姿は中等部に限らず学校全体からの圧倒的な人気の秘密でもある。


「きれいな人だなー。あの人に誉めてもらえたらどんだけでも頑張れそうだぜ」


そう囁いてきたのは出席番号2番飯尾俊平だ。番号順に並んでいるために柊の隣にいる。


「確かにきれいだね。ちなみに彼氏いないらしいし頑張ってみたら?」


「なんでお前がそんなこと知ってるんだよ」


「姉さんが高等部の方にいてね。部活が一緒らしいんだ」


柊の姉、桜は剣道部に参加しておりそこに輪音もいるのだそうだ。


「なるほどな。そうだ、お前はバトルチャレンジやるのか?顔からしてそこまで好戦的じゃなさそうだけど」


柊自身の容姿について触れておこう。髪は少し茶色がかった黒で長さは短くもなく長くもなくといった感じだ。顔付きが中性的で髪を切る直線の時期には女子だと思われることもある。俊平が好戦的じゃなさそうだと言ったのもそういう特徴のせいだろう。ちなみにまつげは長く女子からもうらやましがられる。


「俺は参加するよ。そっちはどうなの?」


「へぇ、意外だな。俺は参加するぜ。俺の光魔法を見せつけてやるのさ」


光魔法はその圧倒的な速度で一定の評価を獲ている。ファンタジーのように光=回復ではないので注意が必要だ。


「俺は強化を使って戦うしかないな。うわぁ、ゴーレムとか殴ったら手が痛くなりそうだ」


「そりゃ痛いだろうな。...おっと、始まるぜ」


それまで閉まっていた壇上の幕が開きパフォーマンスが始まる。


水魔法と光魔法の組み合わせで幻想的な光景を作りだしたり、雷魔法を使ってオルゴールを鳴らし、さらにその音を振動魔法で拡大したりと魔法学園らしいパフォーマンスだった。


その次は上級生による一発芸大会がありそれが終わるとそれぞれが自由に楽しめる時間となった。先輩と喋ることのできるブースや食事(もちろん魔法を使って調理されたものが多い)を楽しめるブース、そして柊が楽しみにしていたバトルチャレンジのブースもあった。

終わり方が微妙ですね・・・

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