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葛藤の上に花は咲く  作者: 優月


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指導力の評価と、密かな喜び

2週に一度の警察学校での剣道指導。その対象は、女性警察官候補生に留まらず、男性の警察官候補生にも及んでいた。


指導は主に警察学校のベテラン教官が担当し、美優と彩花はそのサブ指導という役割だったが、二人の指導は、候補生たちの間で大きな評価を得ていた。


上村巡査長は、その鋭い洞察力と、的確で無駄のない指導で、候補生一人一人の弱点を瞬時に見抜き、改善策を提示する。その厳しくも愛のある指導は、特に剣道経験の長い男性候補生から絶大な信頼を集めていた。


橋本巡査は、明るく丁寧な指導と、候補生に寄り添う親身なアドバイスで、特に女性候補生や初心者から慕われた。「橋本巡査に教えてもらうと、難しい技もできる気がする」と、その指導力は口コミで広がっていった。


二人の指導が功を奏し、候補生たちの剣道の実力は目覚ましい伸びを見せた。


警察学校の教官: (指導後に、二人に冗談めかして)

「いやはや、上村巡査長、橋本巡査。君たち二人には本当に助かっているよ。もう、半ば冗談ではなく、君たち二人を正式に警察学校の教官に引き抜きたいという声が、上層部からも上がっているくらいだ。」


この言葉を聞いた二人は、公的な場で一瞬目を合わせた後、すぐに真面目な表情に戻した。


美優: 「恐縮です、教官。しかし、私たちは現場での職務にこそ意義があると考えております。」


彩花: 「お褒めの言葉、ありがとうございます。私たちは、現職としての経験を伝えることに専念させていただきます。」


(心の中では、二人は密かに喜びを分かち合っていた。)


(美優(心の中で):「彩花との指導の連携が、こんなに高く評価されるなんて。これも、私たち二人の息がぴったり合っている証拠だ。」 )


(彩花(心の中で):「美優と二人で指導できる時間が増えた上に、評価までしてもらえるなんて。職務で美優の役に立てていることが、何よりも嬉しい。」)


この指導を通じて、二人は職務上での完璧な連携を示すと同時に、二人きりになれる業務車両という「聖域」を得ることができた。二人の愛は、公的な評価という名の後押しを得て、さらに確かなものになっていった。

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