愛の不満と、秘密の約束
水族館を出た二人は、空いているファミレスのボックス席に座り、パフェとケーキを前にしていた。
彩花: 「美優、水族館、すごく楽しかったです! 心が綺麗になりました!」
美優: 「ああ、よかった。さあ、彩花。水族館で『愛の不満』があると言っていたな。話してみなさい。今日の私は、君の愛の不満を全て受け止める、『非番の聞き役』だ。」
彩花: (フォークを置き、美優を真っ直ぐ見つめて)「はい。あの、一つだけ。この一週間、私は美優に抱きしめてもらえなかったのが辛かったです!
ショートメールじゃ、温かさが伝わらない。あの、旅館の布団で美優に抱きしめられていた感触が、恋しくて恋しくて……。毎日、眠りが浅くて、正直、任務に影響が出そうでした。」
美優: (静かに、真剣な眼差しで彩花の話を聞きながら)「……ごめん。彩花。私も同じだった。君の温もりが無いと、私も心が冷えていくようだった。その『愛の不満』は、私が責任をもって解消する義務がある。」
(美優は、少し声を潜めて、真面目な顔で提案した。)
美優: 「次の週末、『勉強会』と称して、君の寮の部屋を訪問してもいいか? 私たちの部屋は階も違うし、少し距離があるが、土曜の夜なら、誰にも怪しまれないだろう。」
彩花: (目を輝かせる)「ええっ! 『秘密の訪問』ですか! もちろん、喜んで! 私、待ってます、美優!」
美優: (しかし、すぐに表情を引き締め、釘を刺すように)「だが、約束だ、彩花。声は絶対に荒げるな。女子寮は壁が薄い。隣の部屋に『非番の真実』が漏れてはならない。私たちは、真面目に規律を守る恋人同士だということを、忘れるな。」
彩花: (すぐに背筋を伸ばし、敬礼のポーズを取り)「了解です! 『勉強会』中は、サイレント・モードを徹底します! 美優、ありがとう!」




