表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
葛藤の上に花は咲く  作者: 優月


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

27/89

露天風呂にて(1)

(浴衣に着替えるのももどかしく、二人はすぐに湯に身を沈めた。

温かい湯が、疲労の溜まった体と、張り詰めていた心を一気に解きほぐしていく。)


美優: 「はぁ……最高だ。この温かさ、この静けさ……。」


彩花: 「美優…。 …。『したいこと』の一つ目を叶えましょう。」


(彩花はそう言うと、持参したタオルと石鹸を取り、湯船の縁に上がり、美優の背中へ回った。)


彩花: 「背中を流し合いっこ、ですよ。美優の頑張り、全部、この手で洗い流しますね。」


美優: (感動で声が震える)「彩花……。ありがとう。こんなことを、君にしてもらえる日が来るなんて……。」


(彩花は丁寧に、優しく、美優の硬くなった背中と肩を洗っていく。その手の動きには、日頃の激務への労いと、愛情が込められていた。美優は目を閉じ、その優しさを全身で受け止めた。)


美優: 「…彩花、今度は、私の番だ」


美優の背中を流し終えた彩花に代わり、今度は美優が彩花の背中を優しく洗う。


美優:「…彩花も、本当によく頑張った。この温もりで、また明日からの活力を養おう。」


(背中を流し終え、再び湯船に浸かる。

二人は、自然と肩を寄せ合った。

美優は、湯の中で、彩花の日頃の業務で少し荒れていた手のひらを取り、そっと優しく撫で始めた。)


美優: 「(優しく、囁くように)二つ目の『お互いの頑張りをねぎらう』だよ、彩花。

この荒れた手のひらを見るたびに、君がどれだけ真面目に、誠実に職務を全うしているか分かるよ。

・・・ご苦労様。」


彩花: (湯気で赤くなった顔で、美優の優しさに耐えきれず)

「美優……っ、ありがとう……。本当に、今日まで頑張って良かった……。」


(露天風呂には、湯の流れる音と、二人の愛おしい囁き声だけが響いていた。

二人は、誰にも邪魔されないこの場所で、ゆっくりと、愛を深めていくのだった。)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ