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葛藤の上に花は咲く  作者: 優月


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帰り道の約束

(帰り道。警察学校を出て、古びた業務車両が再び署へと向かう。

運転席の上村は満足げな表情で、助手席の橋本も心なしか顔色が明るい。

今日の指導の話や加藤警部補の話をしつつ、やっぱり非番の時の一泊旅行の話が中心になっていく…)


上村美優: 「しかし、加藤警部補は相変わらずお元気だったね。私が『柔軟さも必要だ』と言われた話、警部補が覚えていてくれたのも嬉しかった。」


橋本彩花: 「そうですね。それに、私たちの指導を褒めてくださったのが、何より励みになりました。特に、訓練生たちが真剣に私たちの話を聞いてくれる姿を見て、私たちもこの仕事の『重み』を改めて感じました。」


上村美菜: 「うん。彩花の『残心』の指導は本当に素晴らしかった。あの後の訓練生たちの『心の集中力』が明らかに変わったのを見て、改めて彩花を連れてきて正解だったと思ったよ。ありがとう。」


橋本彩花: 「巡査長のお役に立てたなら何よりです。……でも、警部補に『ゆっくり休んで美味しいものを』って言われたでしょう? あれ、まるで私たちの旅行を知っているみたいで、ちょっとドキッとしましたよ。」


上村美優: 「ははっ、本当にね。でも、あれは警部補の私たちへの『優しさ』だ。心の中で、『ちゃんと休むんだぞ』って、背中を押してもらえた気がしたよ。」


(上村は、信号待ちで停車したタイミングで、橋本の手をそっと握る。)


上村美優: 「さあ、これで来月の温泉旅行までの大きな関門はクリアだ。でも、旅館の予約は取ったとはいえ、具体的な計画を立てないと。移動手段は? 荷物は? 旅館の食事の時間は? どこで二人きりの時間を確保するか……」


橋本彩花: 「そうですね。勤務明けの週末出発だと、時間の使い方を綿密に計画しないと、ただ慌ただしく終わっちゃいます。女子寮で打ち合わせするのはリスクが高いし……」


上村美優: 「ねぇ、彩花。来月までにもう一回、私たちの非番が合う日があるだろう? その日を、もう一度『旅行の打ち合わせ専念の日』にしないか? 今日みたいに車で遠出はできないかもしれないけど、署から離れた静かな喫茶店とかで、じっくり話し合いたい。」


橋本彩花: 「あ! それはいいですね! 勤務調整表を確認して、すぐに『体調管理のため』って申請を出してみます! 次の非番で、全部細かく決めてしまいましょう!」


上村美優: 「うん! そうしよう。これで、来月の旅行に向けて、また『二人の秘密の楽しみ』が増えたね。」


橋本彩花: 「はい! こうして美優と『私たちだけの計画』を立てている時が、何よりも幸せです。今日の剣道指導も、警部補との話も、全部がこの旅行に繋がっていると思ったら、明日からの仕事も頑張れます!」


(二人は嬉しそうに微笑み合い、来月に向けての新たな楽しみを共有しながら、静かに署へと車を走らせた。)

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