恥じらいと愛の喜び
(二人は、服という最後の壁を取り払い、お互いを強く抱きしめ合っていた。この至福の抱擁が、何分続いていたのだろうか。)
暖かい色の、部屋の照明が、二人の裸の体を優しく照らしていた。
美優は、その幸福な重みから、そっと彩花の身体を離した。そして、その優しくも、どこか巡査部長としての鋭さを帯びた、真剣な眼差しで、彩花の全身を見つめた。
美優: 「……もっとよく見せて……彩花の……身体……。」
美優の瞳は、まるで検査をするかのように、しかし最愛の存在を慈しむように、彩花の体を上から下へとゆっくりと辿った。その目線には、公の顔を持つ美優特有の厳しさと、彩花という存在全てを愛する優しさが混在していた。
彩花は、その優しくもあり、厳しくもある美優の目線から逃れることなく、ただ愛しい美優に、全身を委ねた。
・・・
美優の真剣な視線を受け、彩花は熱を帯びた。
彩花: 「美優……恥ずかしいよ……。」
彩花は、無意識に身体を少し捻らせ、頬を赤らめながら美優に訴えた。普段は制服に隠されている肌を、愛する人とはいえ、美優の厳格な視線にさらされることに、純粋な恥じらいを感じていた。
そして、彩花も美優の体を見つめ返した。美優の体は、訓練で鍛えられた美しさを保っているが、彩花に見られても、捻らせたり、赤らめたりしていない。
彩花: 「美優は、私に見られて恥ずかしくないの……?」
美優は、彩花の問いに微笑みながら、優しく答えた。その言葉には、彩花に対する揺るぎない信頼と愛が込められていた。
美優: 「二人しかいないんだから……。それに、恥ずかしさより、恋人に見てもらっている嬉しさが強いよ。この体は、君のために鍛えてきたものだ。」
その言葉は、彩花の恥じらいを溶かし、愛の喜びへと変えた。美優にとって、彩花に見られることは、最高の承認であり、愛の証なのだ。
彩花は、美優の言葉に再び強く抱きつき、その喜びを分かち合った。




