令嬢諮問魔術師の事件簿 --サン・スーシー殺人事件
アルビオン&カレドニア連合王国の首府タメシス。
警視庁任命の諮問魔術師エレン・ディグビーの事務所を、友達のジュディス・リンジーが訪れて相談を持ち掛けます。
「ねえミス・ディグビー、わたくし、目が覚めると前日のことをすっかり忘れている気がするの……」
ジュディスが奇妙な忘却に気付いたのは、お芝居好きの自分が、王立劇場の新作の初演を見たことを完全に忘れていたからでした。
その日からずっと詳細な日記をつけていたジュディスは、三日前の五月十二日、自分が再び前日の記憶を失くしていることに気づきます。
怖ろしいことに、その日、タメシスの下町であるウェスト・リヴァーサイド地区の貸倉庫で、王立劇場の大人気女優セアラ・オズボーンの付き人ニーナ・ラングレーの死体が見つかっていたのです。
エレンはジュディスの忘却は「名忘れ草」と呼ばれる魔術性の植物によるものではないかと推測し、ニーナ・ラングレー殺人事件を担当する警視に報告します。
ニーナを殺したのは誰だったのか?
忘却薬は誰に何を忘れさせるためのものだったのか?
新米諮問魔術師の手探りの捜査が始まります。
『令嬢諮問魔術師の事件簿』シリーズ三作目ですが、単独でも読めます。
第一章 王立劇場のボンボニエール 1
2024/03/26 16:39
第一章 王立劇場のボンボニエール 2
2024/03/26 17:01
第一章 王立劇場のボンボニエール 3
2024/03/26 17:12
第二章 タメシス警視庁
2024/03/26 19:07
(改)
第三章 夜のお使い 1
2024/03/27 09:46
第三章 夜のお使い 2
2024/03/28 19:29
第四章 野犬の怪
2024/03/30 09:37
第四章 野犬の怪 2
2024/03/30 11:31
第五章 三匹の容疑犬候補 1
2024/04/01 08:46
第五章 三匹の容疑犬候補
2024/04/01 12:11
(改)
第六章 二人で御茶会を 1
2024/04/04 17:06
第六章 二人で御茶会を 2
2024/04/04 17:33
第六章 二人で御茶会を 3
2024/04/05 11:05
(改)
第七章 大女優の来歴 1
2024/04/06 12:51
第七章 大女優の来歴 2
2024/04/07 18:09
第八章 鏡の光 1
2024/04/08 12:34
第八章 鏡の光 2
2024/04/09 12:40
第八章 鏡の光 3
2024/04/10 12:20
第九章 時には窓の外へ 1
2024/04/11 10:14
第九章 時には窓の外へ 2
2024/04/12 10:47
(改)
第十章 二対の「分離」羊皮紙 1
2024/04/13 12:38
第十章 二対の「分離」羊皮紙 2
2024/04/14 10:04
第十一章 怪しい二人組 1
2024/04/15 10:10
第十一章 怪しい二人組 2
2024/04/16 12:28
第十二章 黒妖犬 1
2024/04/17 12:25
(改)
第十二章 黒妖犬 2
2024/04/18 12:36
第十三章 月室庁裁判所
2024/04/19 10:24
第十三章 月室庁裁判所 2
2024/04/20 13:25
第十三章 月室庁裁判所 3
2024/04/20 16:16
エピローグ
2024/04/20 16:54
(改)