また料理!
「『義理の妹に恋されてます』の第75話まで読んでない者、ネタバレがあるかもしれぬ(冬乃の家が出るところ)」
美月「ようこそ久しぶりだな。ところでみな、我が『桃ラーメン、今度つくってみるか』と言ったのを覚えておるか? だからつくってみるぞ!」
冬乃「そう! だから今日は私が来たよー!」
美月「ラーメン屋の娘ならきっと美味いラーメンがつくれるだろ?」
冬乃「うん、冗談抜きで上手だと思うよ?」
美月「よし! じゃあ最初だ! 麺は……用意してあるか?」
冬乃「うん、お父さんからもらってきた」
美月「おお! ありがとうな! よい麺だ!」
冬乃「えへへ……」
美月「次は具材だ! 桃ラーメンだから……桃でいっか。……でもそれだけじゃさみしいな……」
冬乃「じゃあさ、ダイオウグソクムシ入れようよ! 水麗ちゃんもしりとりで『ダイオウグソクムシ』って言ってたし」
美月「サバゲーのときか……。……ってかお主、そのときまだ登場してなかっただろ? よく知ってるな」
冬乃「自分が登場する作品だよ? ちゃんと毎回読んでるよ」
美月「ほー。ダイオウグソクムシは生きたままにするか」
冬乃「うん! それがベスト!」
美月「スープは……何にしよう……」
冬乃「うーん……。確かに悩むね……。桃ラーメンだから……カエルのダシ!」
美月「おお! お主いいな! じゃあ食用のカエルを用意するぞ!」
冬乃「フッフッフッ……。実はもう用意してあるんだ!」
美月「気が利くな! 早速作っていくぞ!」
冬乃「じゃあ作り方を!」
美月「まず桃の缶詰の中の汁を出す」
冬乃「……桃の缶詰って……どこから出した……?」
美月「で、ダイオウグソクムシをその汁の中に入れる」
冬乃「うわー、桃の缶詰の汁の中で動いてるー!」
美月「で、カエルも五匹くらい入れる!」
冬乃「うわー! グロテスク!」
美月「で、ゆでてない麺を投入!」
冬乃「ああ……お父さんがせっかく作ってくれたのに……」
美月「最後にブルーベリースムージーとカレーを入れ、隠し味にイチゴのジャムを入れる!」
冬乃「うわー、これモザイクが必要だ……!」
美月「早速康輝に食わせるぞ!」
冬乃「ついでに霧宮くんにも!」
康輝「……なにこれ……?」
美月「桃ラーメン」
霧宮「……これはラーメンなのか……?」
冬乃「ラーメンだよ!」
康輝「……カエルいるぞ……! しかも動いてる……! それに、ダイオウグソクムシまで……!」
冬乃「大サービスだよ! お代は無料!」
霧宮「……逆にお金を払ってほしいよ……」
美月「早速食べてみてくれ!」
康輝「……いただきます……」
霧宮「……うん、食べれるものではない」
冬乃「おお!康輝倒れたよ!」
美月「前回も倒れたな……」