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8、天職『※※※』

今日ももう1話上げれるようにします。

たぶん次でこの章終わります。

「ここは・・・。そうかやっと戻ってこれたか。」


教会に戻って来たことで俺は安堵した。


「リュウタロー殿、しっかりと祈りを捧げないと天職は降りて来ませんぞ。」


ガイズ神父様は柔らかい物言いで俺に言ってきた。どうやら試練を受けている間は時間が経過されないみたいだ。


「申し訳ありません、ガイズ神父様。」


俺は気を取り直し、神の像へ祈りを捧げた。


俺は『試練・極』のクリア恩恵でみらった天職『※※※』がどんなものかめちゃめちゃ気になった。『※※※』の部分が読めなかった事も気になった。初めは不安しかなかったが、考えてもみろ。試練を受けてまで貰ったものが変なものな訳がない!さぞかしすごい天職なのだろう。『英雄』とか『賢者』とかかな?『大商人』ってのもいいな。『剣聖』?『大魔導師』とか?なにせすごい天職貰えるんだろーなー。


どれくらいだろうか?1分も経って無いようにも思えるし1時間くらい祈りを捧げているようにも感じる。時間の体感が曖昧な感じがする。しばらく無心で祈りを続けていると、何かが俺の中にすとーんと入った気がした。


「おぉ神に祈りが通じたようですぞ!おめでとうございます。リュウタロー殿。今あなたに天職が降りて参りましたぞ!」


ガイズ神父様がにこやかに俺にそう告げた。


「神様ありがとうございます。私、リュウタロー・サーカモンはこれから『自由人』を天職としてって・・・えっ?『自由人』!?」

「どうしたのかね?リュウタロー殿。」

「いや、はい、えと、あの・・・・」


とりあえずなんと言っていいものか?自由人=フリーター?俺の天職フリーターなの?マジか?いやいや、試練の恩恵でもらった天職だよ?さっきまで『英雄』とか『大商人』とか中2心満載で考えてた俺。自分が恥ずかしいわっ!


・・・いやまて、考えてみろ?試練クリアして貰ったのがフリーター?ありえんだろ?何かある。あるはずだ!そうに違いない!はっ、そうだ、試練の時に覚えたスキルの重ねがけ。やってみよう。


俺は心の中で『鑑定』×『器用』を発動した。

(『鑑定・微』と『器用・小』を重ねる事で一時的に『鑑定・中』となります。)


天職『自由人』

何にでもなれる超希少職

ステータス上の表示を「書き換える」事であらゆる天職になることができる。なれる天職はレベルが上がることにより増える。


・・・ほう。ってナニコレ?まさしくフリーターじゃないか!フリーターって超希少職なの?こっちの世界と認識違うのか?


でも書き換えるってどうするんだ?俺は頭の中で念じてみた。何も変わらない。どうすればいい?んっ?「書き換える」かもしかしたら、そして俺は再度スキルを発動させた。『達筆』×『器用』

(『達筆・中』と『器用・小』を重ねる事で一時的に『達筆・極』となります。天職『自由人』の能力により天職の書き換えが可能です。書き換えますか?)


ビンゴ!俺は無限の可能性に身震いした。



ようやくここまでこれました。読んでくれた方ありがとうございます。今のところまだまだ続けるつもりなのでお付き合い下さい。

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