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4、いざ教会へ

おはようございます。

本日も頑張っていきます!

「おはようございます。父上、母上。」

「おはよう!リュウタロー。今日から10才だな。」

「おはよう。リュウタロー。お誕生日おめでとう!」

「あにうえ、おたんじょーび、おめでとーごじゃいます。」

「ありがとうございます。父上、母上。ありがとうな、コジロー。」


10才の誕生日(転生後)を迎えた朝、家族に祝福された。


このあと朝食をとって、教会に向かうそしてそこで洗礼を受けるのだ。


「リュウタローの天職は『商人』で決まりであろう。頭も良いし、商売人としての作法もしっかりできておる。それになにより真面目で忍耐力もある!まさに『商人』にふさわしい男じゃ。ワシの跡を継いでよりこの商会を大きくしてくれるに違いないわ!」

「そうですわね。旦那様。でもリュウタローは頭だけでなく、武芸にも秀でております。『剣士』となって城に仕える事も夢ではありませんわ。」

「そうじゃな、確かにそれも十分にあり得る話じゃ!そのときは、コジローが跡を継ぎ、リュウタローはサクラ王国を守る騎士筆頭となり、サーカモン家をもり立ててもらうぞ!ハハハッ!」

「ちちうえ、ははうえ、そのときはボクもがんばってあにうえをたしゅけてまいりますっ!」


父上、母上の言葉にコジローもフンスッと気合いを入れる。


「お待ち下さい、父上、母上、コジローも。まだどんな天職になるかもわかりません。まずは天職が決まってから次の話をいたしましょう。」

「ん?そうじゃな。リュウタローの言うとおりじゃ。気が逸ってしまったわ。」

「そうですね。リュウタロー、ごめんなさい。私ったら。」

「あにうえ、ごめんなしゃい。」

「いえいえ。みんなが僕のために言ってくれたことなんで気になさらずに。さぁ早く食べて教会に向かいましょう!」


気が早い家族達に落ち着くように促しながらも心の中では俺も気が逸っていた。


その後は皆の食事のスピードが若干上がり口数も少なくなったが、平和な時間であった。

_________________


食事を終えて、父上、母上、コジローと4人で教会に向かう。(姉達は学校の寮におり家にいない)売り出し中の中堅商会のサーカモン商会だ、教会に向かう時も周りの視線を浴びる。


「おいっ、サーカモン商会のコタロー・サーカモンだぜ?」

「ホントだ!そういえばあそこの長男が今日10才の誕生日だったよな?」

「そういえば!確かリュウタローだったよな。あの子がそうかな?」

「あぁ、俺見たことあるぜ。サーカモン商会の本店で働いてるのを見たことがある。なんでも10才とは思えないほどしっかりしてて、早くも跡継ぎは決まりだって話らしいぜ。」

「すげぇな。うちのくそがきなんてまだまだ悪ガキで全然だぜ?」

「うちもだわ。」

「まぁ、何にせよ今から洗礼に行くんだよな?何の天職になるんだろうな?楽しみだぜ!」


とまぁこんな会話が所々で話されている。

結構有名だね?俺も。


10分ほど歩いていると和風な町並みに少し場違いな洋風の建物が見えてきた。そこが俺達の目的地の教会だ。俺達は教会の中に入った。


教会に入ると所謂僧侶服をまとった初老のじいさんがいた。


「おぉこれはコタロー様、ようこそいらっしゃいました。本日はどのような御用件ですかな?」

「おはようございます、神父様。本日は息子の天職を授かりに参りました。」

「ホホ、左様で御座いますか。ではこちらが御子息ですかな?」

「はい、リュウタローと申します。」

「はじめまして神父様。私はリュウタロー・サーカモンと申します。本日はよろしくお願いいたします。」

「ホホ、これは聡い御子息じゃ。私はこの教会で神父をしております、ガイズと申します。」

「よろしくお願いいたします、ガイズ神父様」

「ホホ、よろしく。リュウタロー殿。」


簡単な挨拶も終わり早速儀式に向かう。

ヤバッ、少し心臓がドキドキしてきた。


「ホホ、ではリュウタロー殿。こちらの神の像に向かい祈りを捧げなさい。さすればあなたに天職が導かれるでしょう。」


神父様の言われる通りに像に向かって祈りを捧げた。ついに天職がわかるのか。ワクワクしてきた。と思ったその時、


『『試練・極』が発動しました。あなたはこの『試練』を乗り越えなくてはいけません。今より試練の間に転送いたします。神の御加護があらんことを・・・』


頭の中に直接言葉が入ってくる。へっ?今?発動?転送?試練の間?俺は予想外の事に動けないでいた。


ようやくストーリー動き出しました。(良かった)。

今日はもう1話投稿予定です。

よろしくお願いいたします!

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