3、運命の日の前日
4話目です。流れが遅くて申し訳ない!
俺は明日で10才になる。それまでに俺は勉強に体の鍛練に精一杯励んでいた。本来なら6才から学校に行き学ぶのだが、俺は学校には行かなかった。何故かって?
1、今さらがきんちょの勉強なんてやってらんねぇ。
2、前世の記憶が残っているので必要なし。
3、父上と母上には家(商店)の手伝いをしながら個人で勉強した方が自分には合うとプレゼン(就活が役立った)。
4、なにより転生したときの『試練・極』のスキルが気になりすぎて、自分でできる限りの事をやろうと決めた。
ってことだ。
実はこの世界ではステータスというものが見れる。こういうのはゲームっぽい。で俺のステータスなのだが・・・・
名前 リュウタロー・サーカモン
レベル 9
天職 無し
腕力 30
体力 25
知力 30
魔力 28
敏捷 21
運 35(+5)
スキル
『鑑定・微』
『達筆・中』
『器用・小』
『幸運・微』
『試練・極』
サブスキル
計算、剣技、体術、処世術、プレゼン
とある。
スキルに関しては今のところ幸運がスキルにより若干補正されてあるようだ。あとは器用スキルが効いて他の人より早めにサブスキルを習得したみたいだ。(まぁ地道に鍛練をおこなってようやく取得できたが)
鑑定はかなりの外れスキルだ。例えば部屋の机に鑑定をかけてみると、
つくえ
としかでない。初めてこれを見たときは『って、これだけかいっ!』と心のなかでつっこんでしまった。
達筆もいまいちだ。字はキレイと誉められるがそれだけである。
という事で以上の4つのスキルはそれなりに反映されている。問題は『試練・極』だ。今のところそこまでの試練とやらは起こっていないはずである。
そしてこの世界には10才の誕生日に教会に洗礼に行くという儀式があるのだ。そこで洗礼を受けたものは天職スキルを与えられる。例を言うなら、農民、商人、戦士、魔法使い等だ。
だが農民スキルを与えられた者が農民にならないといけない訳ではない。あくまで農民に見合ったスキルを覚えていくのだ。
その中にはレア天職と言うものも存在する。代表例は『英雄』や『賢者』とか、中には『破壊者』なんてのもいたらしい。珍しい天職でこの数百年は出ていないらしいが。
まぁ出来れば『商人』の天職をもらって父上の跡を継ぎたいとおぼろげながらに思っている。体は鍛えているが『剣士』とかはあまりなりたいとは思わんしな。
という事で、明日は洗礼を受けに行く。
希望と不安を胸に抱きながら俺は布団に潜り込んだ。
読んでいただきありがとうございます。
ストーリー進行遅くてすいません。
ひとまずこの章のラストまでは考えていますが、次の章はどうしようか思案中です。まだ全貌見えてないのでもう少ししたら物語も動き出します(てか、動かします。)
ブックマーク、評価いただければすごい嬉しいッス。
よろしくお願いいたします。