1、転生
あととりあえず今日中にこのあとで2話のせたいので頑張ります。
出足の流れ遅いので気長にお待ち下さい。
「旦那様、お生まれになりました!元気な男の子でございますよ!」
「そうかっ!男かっ!リョウカ、でかしたっ!ついに私にも跡継ぎができたっ!めでたい!」
「あなた、ありがとうございます。ですがそんなに騒ぐと赤子がびっくりしてしまいますよ。もう少し静かにしてくださいまし。」
「おぉ、そうだな。すまんかった。キキョウ、お前も疲れておろう、ゆっくり休むとよい。」
「ありがとうございます。あなた。」
そんなやり取りを耳にしながら、俺はこの赤ん坊に転生してこの世界に生まれた。どうやら前世の記憶が残っているみたいだ。
だが、
体も上手く動かないし、言葉も話せない。記憶はあるが、赤ん坊の身体だ。
父親と母親らしき2人といわゆるメイド服を着ている女性が2人、執事みたいな燕尾服を着ている初老の男性が1人がこの部屋にいる。
どうやら、ある程度の家柄に転生したようだ。貧乏でないならまぁいいか。
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ちなみに、俺の名前は坂口 竜太郎享年22才。そこそこの大学に進み、そこそこの会社に内定をもらい、そこそこに楽しい大学ライフを送ってた矢先に事故に巻き込まれたらしい。交差点で車同士の衝突事故で飛び散った車の部品が俺の頭に直撃したらしい。即死だったみたいだ。
気づいたら真っ白な空間にいた。そこにはほとんど何もなかったが、真っ白なテーブルが1つ、いすが2脚、そのうち1脚には全身白く覆われた男?が座っていた。
多分男だと思う。中性的な顔立ちなソイツは俺に向かって一言こう言った。
「ようこそ。死後の世界へ。」
俺はなんの冗談かと思い問いかける。
「どういう事だ?死後の世界?」
「そう、ここは死後の世界の入口。正確にはその入り口に別空間を作って坂口竜太郎、君を案内したんだよ。」
「はぁ・・・」
頭の整理がつかず、止まっていると、
「実は君は交通事故に巻き込まれて死んでしまったんだけど、僕の手違いでね。ようするに死なないはずが死んでしまったんだよ。ゴメンねー。」
「えっ?手違い?いやいや。何言ってんの?」
「生き返らしてあげたいんだけど、頭が損傷してしまっていてね。君の世界での生き返りは無理そうなんだ。だから別の世界で新たな人生を送ってもらおうと思っているんだ。新たな人生を送るつもりはあるかい?」
まだ理解できない俺に対してソイツは新たな提案をしてきた。新しい人生?やり直すってことか?
「まぁ急に言われても困っちゃうよね。でも新しい人生には僕の手違いでもあるから特別にスキルを5つ君にプレゼントしちゃうよ!ふつうは1つか2つしか持たずに生まれてくるんだぜ!大サービスだよ!」
ソイツはどんどんたたみかけるように俺に言ってくる。まるでインチキ商品を売るセールスマンのようだ。
「ようするに、あんたのミスで死ななくてもよかった俺が死んでしまったんで、お詫びに普通の人より良くして生き返らせてやるってことでいいのか?」
「うっ!ま、まぁ大まかには正解かな。ミスじゃなくて手違いなんだけどね。そこは間違えないで欲しいかなぁ。一応神なんで。」
「手違いとミスはほぼいっしょじゃい!って、神ぃぃぃっ!」
「そうだよ。僕は運命神。運命を司る神だよ。改めてよろしくね。坂口竜太郎君。」
って神を名乗ったけどいまいち胡散臭いソイツに信じきれなかった。
でもいろいろあって実際こういう風に改めて赤ん坊になってここにいる以上アイツは本当の神だったんだろう。
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と、頭の中でいろいろ考えていると、
「この子の名前は決めているのだ。私のコタローと妻のリョウカの名をとって『リュウタロー』と名付けよう!」
「リュウタロー・・・良い名前ですわ。さすが旦那様です!」
・・・まさかの前世と同じ名前だった。
読みにくかったり、こんな風に繋げれば良いんじゃない?ってのがあればコメントしてください。
前回より楽しく出来るように頑張りますので!