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異世界住人奴隷計画案内本  作者: けにゃタン
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これから始まる出来事

今日は平成30年10月18日

 最近やたらと人間が行方不明になったりトラックに轢かれようとする若者が多くなっているのはなぜだろうか、何かのブームなのだろうか私にわからない。


私の産まれた国は日本.好きな食べ物は回転寿司の焼きサーモン、

名前は大外刈 徳兵衛 年齢は29歳 もうすぐで30歳になる男で貧弱だが製造業を運営している社長である。

そして代々伝われてきた書物があるらしく仕事が手に負えなくなったら

蔵の中に神棚の中にある書物を持ち出して使ってみなさいと亡き父親から言われていた。

そして、今日はそれを開ける日が来たというわけだ。

というのも会社がつぶれそうになり従業員もどんどん居なくなり仕事だけが残ってる状態で

給料は何とか払えてきたがもう限界だからである。


家の裏にある蔵に足を運び、厳重に施錠された南京錠を開けて、扉を開いた徳兵衛は

思わず声をだした。

蔵の中は何年も開けられてないらしく物凄い埃と異臭が鼻をついたからである。


右手に持っている懐中電灯をつけて蔵の中を照らしてみると、奥のほうに神棚をうっすらとだが確認することができた。

徳兵衛は荷物をかき分けながら神棚まで足を運んだ。


神棚を懐中電灯で照らしてみると指紋認証装置が置いてあったので試しに指を置いてみた。

「指紋認証が完了しました。」

とアナウンスが流れた。

「引き続きDNA検査をしますので其の場にいてください」

とアナウンスが流れると蔵の中の箱から大量の蚊飛び出し、徳兵衛の全身を吸い尽くすと箱の中へと

戻っていった。

一分ぐらいたっただろうか再びアナウンスが流れた。


「過去のデータと一致しましたので神棚の扉を開けます。危険ですので黄色い線までお下がりください」

そこで下を見ていると黄色い線が何故か引かれていたので下がった。


その時、ゴゴゴという音とともに神棚の扉が開いた。


神棚の中には一つの本が置いてあり、はやる気持ちを抑えて手に取り自室へと引き返えした。


徳兵衛はその本を開いてみたが中身は真っ白であった。


しかし本に紙切れが挟まっていることに気づく。


徳兵衛は紙切れを摘まむと何かが書いてあった。


"この白紙の本は貴方が之から殺した人物の名前が記載されます。

そしてこの本は絶対に無くしたり燃やしたりしないでください。

紛失した場合、所有権が失われます。

最後に表紙に指紋登録した指を置いてください"


読み終えた徳兵衛は表紙に指を置いてみると

表紙に大外刈 徳兵衛と焼き印が現れた。


「なるほど!これで所有権が確定するわけということだな。

しかし不気味な本だな。

父親は狂人で何も考えずに俺に渡したんだ。

きっとそうだ。」



とつぶやき午後からは荷物を愛知県へと運ぶ予定があったので

徳兵衛は急いで荷物乗せ、トラックを走らせた。


午後3時頃、愛知県豊田市の交差点で信号待ちして青信号で発信しようとした時、突然20台の若者らしき人物が飛び込んできた。


急いで車を止めて降り周りを見渡すが誰もいない。

あれは何だったのだろうかと疑問に思いトラックに戻る徳兵衛はある事に気づいた。

持ち込んでいた本が黄金に光っていたのである。


徳兵衛は恐る恐る黄金に光っていた本をめくると白紙のページに人物名と説明が書かれているのに気づいた。



"名前:伊勢界 飛鯛 年齢21歳 


次元幽閉理由:徳兵衛のトラックに引かれそうになった時、誰かが異世界に飛ばすことに成功し

飛鯛は飛ばされました。


現在状況:シャーロット王国でエリート魔法使いとして巨万の富を築き上げハレーム生活をしている模様。


本所得者の注意事項:

①、この本には異世界に飛ばされた人物を引き戻す権利があります。

ただし、記載されてる名前のみです。

②、呼び戻した人物は本の所有者の奴隷にすることができます。

ただし、引き戻した場合は所有者の正気を1減らすことになります。

正気がなくなり次第、所有権剥奪し所有者自身は幽閉されます。

③、呼び戻さない場合は記載されている人物はそのままの生活を送ります。


正気度:現在20点です!回復したい方又上限値を上げたい方は、神棚に居るけにゃ神様にお供え物を送ること"


と記載されている。


本の所有者の徳兵衛は問答無用で伊勢界を目の前に召喚させ奴隷にすることを決定した。

そして、徳兵衛の正気度が19へと減ったのである。








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