LINE(200文字小説)
「あー! もう最悪!」
「ゆかりー、少しは落ち着きなさい。暁星君は優しいから少しぐらい遅れても大丈夫よー」
今日は彼氏との久し振りのデートなのに寝坊するなんて……。
「落ち着ける訳がないよ? 私の方が年上なんだから、お姉さんとしてのプライドがあるもん!」
苛立ちを覚えながら髪をセットしていると……。
――ピロン。
スマホから鳴り響く音色。そして画面には……。
『慌てないでね』
「あっ、うん……」
――落ち着いちゃった。
作中に登場している彼氏のフルネームは「川本暁星」君です。
お気に入りユーザーさんから提案されたもので、そのユーザーさんに向けて書きました。
許可があれば続編も書いてみたいですね。