2015新登場
真新しい充電池はどう保存しますか?
先週はPCに標準的に利用されているPavilion x360 交換用バッテリーの仕組みについてお話をした。リチウムイオンを移動させることで電池として動作する2次電池は、端子素材の変化による容量アップはあるものの、原理的には現在の応用で少なくともあと10年はバッテリ素材の主流であり続けるだろう、と多くのバッテリ技術者は話している。
http://www.goo-shopping.com/hp-pavilion-x360.html
●未使用バッテリの保存方法は?
長期間バッテリ駆動を行なわない時には、バッテリパックを外したほうがいいという話はよく聞く。バッテリパックをつけっぱなしだと、自然に少しづつ容量が減り、ある程度(たいていは95%ぐらい)まで減ったところで自動的に再充電が行なわれる。この繰り返しを年中繰り返していると、Satellite L500 series 対応PC電源がへたるというわけだ。
そこでバッテリメーカーやPCベンダーは、長期間利用しない場合はバッテリを取り外して保存することを勧めている。保存する場合、満充電状態は内部の化学的なバランスが悪いそうで、半分程度の容量で保存するのがいいそうだ。50%程度の容量で取り外し、涼しい場所に置いておくのがいい。
http://www.goo-shopping.com/toshiba-satellite-l500-series.html
これだけで、サイクル性能は飛躍的に伸びるとか。ただ、実際にそれを実行するのは難しい。いざ使う時に、バッテリ残量が50%を切っていると使い物にならないからだ。あくまで長期間AC電源で駆動する場合にのみ使える方法と言えるだろう。
http://www.goo-shopping.com/lenovo-thinkpad--x250.html
リチウムイオン電池の自己放電率は比較的少ないそうだが、Lenovo Y50-70 パソコン用バッテリーには前述したように制御用マイコンなどが組み込まれているため、それらが動作するための電力を消費する。というと、そのうち自己放電と制御回路の消費で、過放電状態になるのでは? と思うかもしれないが、数年は放置しても大丈夫だとか。自己放電は容量が減って端子電圧が下がってくると減ってくるため、放置することによる電池の劣化は無視しても大丈夫という。
http://www.goo-shopping.com/lenovo-y50-70.html
日本IBMでは、バッテリ駆動時間に対してシビアではない製品に関しては、バッテリパックを満充電状態にせず、80%ぐらいを上限に充放電を行なわせることも検討しているそうだ。満充電にしないことで、thinkpad X250 充電バッテリー寿命が大きく延び、バッテリによる環境負荷を減らすのが目的である(もちろん、バッテリ駆動時間も80%になってしまうが、機種によってはこちらの方がいい場合もあるだろう)。
http://www.gopherbus.com/seilser/
http://sakurala.webnode.jp/