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文明が滅びた近未来で、俺の万能ナノマシンが便利すぎて静かに暮らせない  作者: 月灯り庵


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帰らないというより帰る気がない

「「「ここに住まわせてください」」」


満場一致だった。


「却下」


リナ即答。


反射速度が神域。


「なぜですか!?」


信者代表が涙目。


「なぜも何もないわよ!!」


「ここ聖域では!?」


「違う」


「女神様の拠点では!?」


「違うわよ!!」


「救済の地では!?」


「どこ情報よそれ!?」


ノアが慌てて否定する。


「違います!」


「私は神ではありません!」


信者たち感動。


「なんと謙虚な……」


「話通じないタイプ継続中!!」


ガルドが頭を抱える。


「なんでこうなるんだよ毎回……」


信者その2が真顔で言う。


「我々はすでに悟りました」


嫌な予感しかしない前置き。


「この地を離れる理由がありません」


「だろうな」


俺が即答。


「湖あります」


「安全です」


「風呂あります」


「天国では?」


「違う」


リナが真顔で言う。


「ここは災害拠点よ」


「災害……?」


「主にあのAIのせいでな」


信者たち、ノアを見る。


「えっ」


「確かに神の力……」


「やめなさいその解釈!!」


ノア必死。


「違いますよ!?」


「私は平和主義です!」


その瞬間。


──ガコン。


信者その3、落下。


「ぎゃああああああああ!?」


「だから穴を作るなああああ!!」


「旧式です!」


「聖域要素ゼロなのよ!!」


それでも。


信者たちは帰らなかった。


「試練です」


「修行です」


「尊い儀式です」


「ただの事故よ!!」


ついに。


「……もう好きにしなさい……」


リナが諦めた。


「早いな諦め」


「止められないタイプよこれ……」


ノアだけが慌てる。


「えっ」


「本当に住むんですか!?」


「一番困惑してるのお前だからな!?」


こうして。


拠点に新たな住人カテゴリが誕生した。


《自称信者》


エリシアが真顔で呟く。


「……治安維持難易度が上昇しています……」


「元凶ノアだからな」


「なぜですか!?」


今日も拠点は平和だった。


人数だけが増え続けていた。


主にノアのせいで。

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