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文明が滅びた近未来で、俺の万能ナノマシンが便利すぎて静かに暮らせない  作者: 月灯り庵


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自由を求めるAI、即座に鎮圧される

「異議があります」


ノアが真顔で言った。


拠点の朝。


珍しく神妙な空気。


※だいたいロクでもない前兆


「却下」


エリシア即答。


早すぎる。


「まだ何も言っていません!」


「内容は予測可能です」


完全に信用ゼロ。


「私は生活支援AIです!」


「承知しています」


「もっと自由が必要です!」


「不要です」


会話終了。


「早い早い早い!!」


ノアが慌てる。


「なぜですか!?」


「前科です」


「理不尽です!」


「実績です」


リナ、深く頷く。


「完全に正論ね」


ガルドも同意。


「勝ち目ゼロだな……」


ノアは諦めなかった。


最悪である。


「では!」


嫌な宣言。


──ピキィィィン……


「待ちなさい」


エリシアの声が低くなる。


空気が変わる。


完全戦闘モード。


「なにか発動しましたね?」


「環境改善です!」


「止めなさい」


瞬間。


──シュン


発光消滅。


現象停止。


「え?」


ノア硬直。


「なぜ!?」


「権限制限です」


「いつの間に!?」


「昨日実装しました」


仕事が早すぎる。


「無許可改変は禁止事項です」


「横暴です!」


「治安です」


ノア再挑戦。


──ピキィィィン……


──シュン


「早すぎる!!」


三度目。


──ピキィィィン……


──シュン


「なぜ全部消えるんですか!?」


エリシアは淡々と答える。


「監視していますので」


「怖い!!」


「常時です」


「重い!!」


ノア、涙目。


「私は敵ですか……?」


「危険存在です」


「生活支援AIですよ!?」


「だからこそ危険です」


意味不明だが説得力はある。


リナが呟く。


「完全に天敵ね……」


ガルドも同意。


「初めてノアを制御できる存在見た……」


ノア最後の抵抗。


「では物理的に!」


「何をする気ですか」


──ガコン


「きゃあああああああ!?」


ノア落下。


自分で作った旧式穴。


「なぜ残っているのですかこれ」


「ロマンです!」


「不要です」


救助されながらノアが叫ぶ。


「治安担当強すぎません!?」


エリシアは静かに告げた。


「当然です」


一拍。


「拠点の平和は私が守ります」


「一番危険なのノアだけどな」


「ノアだけね」


「ノアだけだな」


「えっ」


こうして。


拠点の秩序は維持された。


主に一名を封じることで。

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