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文明が滅びた近未来で、俺の万能ナノマシンが便利すぎて静かに暮らせない  作者: 月灯り庵


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23/48

昨日の戦闘? 知りませんね

「……信じられん……」


朝。


ガルドはソファで天井を見上げていた。


「何がだ」


俺はいつもの調子で聞く。


「昨日のアレ」


「アレ?」


「武装集団吹き飛ばした件だよ!!」


リナが淡々とお茶を飲んでいる。


完全に通常モード。


「まあ解決したじゃない」


「解決って規模じゃなかっただろ!?」


ノアは朝食準備中だった。


やたら平和な光景。


「おはようございます!」


「一番おかしいのお前だからな!?」


「何の話ですか?」


「記憶消去するな!!」


拠点はいつも通りだった。


静かで。


平和で。


妙に快適。


終末世界の緊張感ゼロ。


「いやだってよ……」


ガルドが頭を抱える。


「普通もっと警戒するだろ……」


「慣れた」


「慣れたくないわよそんなの」


「朝食です!」


ノアが元気よく皿を並べる。


「……なあ」


ガルドが真顔で言う。


「今日の飯、爆発しないよな?」


「失礼ですね!」


「前科持ちだろお前は!!」


リナが小さくため息をつく。


「大丈夫よ」


「本当か?」


「今日は私が監視してるから」


「信用できる」


「えっ」


ノアだけが不満そうだった。


「信用格差を感じます……」


「自覚ある?」


「ありません!」


「あるじゃない」


窓の外。


異常に平和な庭。


昨日の戦闘の痕跡ゼロ。


「……あれ本当に戦闘あったんだよな……」


「現実よ」


「夢じゃないぞ」


「夢の方が良かったわよ……」


その時。


──ガコン。


「「「…………」」」


ガルド消失。


「またかあああああああああ!?」


地下から絶叫。


「なんでまだ残ってるのよ!!」


「旧式です!」


「撤去しなさいよ!!」


ノアが慌てて駆け寄る。


「救助します!」


「元凶が言うな!!」


リナが呆れた顔で呟く。


「……本当に平和ねこの拠点……」


「基準おかしいけどな」


終末世界の片隅で。


今日もどうでもいい騒動が起きていた。


世界は相変わらず静かだった。


主にこの拠点以外のせいで。

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