輝ける星、私はその鏡。
高校二年生、放送局でアナウンサーの「私」は、自分の「声」を誰かに届かせたい、いつか「あの人」に届けばいい、そう思っていた。「あの人」へ――。
初夏。放送局の大会の練習を進める。朗読部門。「私」の声が聞く人に届けばいい。アナウンサーとして声を届けたい。それが誰かの恋の告白でも。
「私」は鏡だ。
輝ける星があって、「私」はその光を映す鏡なんだ。
星はいま、輝くことを少し休んでいる。
「私」は待っている。
いつか「私」の声が「あの人」に届き、星がまた眩く輝き始める日のことを。
初夏。放送局の大会の練習を進める。朗読部門。「私」の声が聞く人に届けばいい。アナウンサーとして声を届けたい。それが誰かの恋の告白でも。
「私」は鏡だ。
輝ける星があって、「私」はその光を映す鏡なんだ。
星はいま、輝くことを少し休んでいる。
「私」は待っている。
いつか「私」の声が「あの人」に届き、星がまた眩く輝き始める日のことを。