認識…
こちらは文及びストーリーを訂正する可能性があります
目が覚めた…周りには誰もいない
今は。朝くらいだろうか。
私は人影が言ってた能力を試すために外に出た。
風景はこの前見かけた街並みだ。
それにしても人がいない…なんでだろう。
「まぁ、いいか」
私は石門の外を出ることにした
数時間歩いても魔物も人もいない
生き物もいない川の小魚も
ラナさんも…
人影さんの言ったことを思い出した…
生物…が
その生物が:生きてる:生物全てに能力がかかる…
認識阻害ってやつかな…?
無敵の能力手に入れたと思っていたそれは
とてつもなく恐ろしい能力なのかと思った…
誰もこちらから見えず相手からも見えず…談話などが出来ず…ただただ1人になるのでは…
周りを探索する
町は誰もいない食料は少しある果物。加工肉
新鮮では無い魚
誰にも気づかれない誰もいない
孤独だ…
日がすぎても何も変わらなかった
お腹がすいた私は万引きをした…
果物を食べ。
加工肉を食べまた。
探し始めた…
数ヶ月がたった
もう。孤独だ
広い世界の中誰も認識できない。
こんな世界。能力があっても生きてても、
しょうがない。
なんのために生きるのかさえ目的を失う
風の音だけが私の聞こえる音…
辛い。独りだと…誰かが欠けると。残されると。
ほんとに 辛い…
そこからまた数ヶ月…いや。もう一年以上はたったか…
何故か加工肉とか魚…野菜や果物は一日おきに
私は雑貨屋からロープを盗んだ
兵に釘を打ちそこにロープをひっかけ椅子を用意して…
止めようとしてくれる人はいない
「まぁ。だよね…
またひとりぼっちか。」
また…?
私は何故か涙が止まらなかった
孤独とは。そんなに辛いものなのだ
首を吊ろうとした。だけど怖かった…
何回も吊ろうとしたけど。無理だった…
明日こそいる。誰かいるって信じて
誰もいない…今日こそは
今まで「明日は誰かがいる」って言い訳したけど
誰もいなかった。
覚悟を決めた精神的にやられた私は吊る時に目をギュッと瞑った
椅子を蹴り飛ばした
呼吸が出来なくなり。脳に血が上る…
徐々に苦しくなり顔が冷たくなる
感情的になったのか。すぐに気を失った…
真っ暗な場所だった…人影がいた
「やぁ。」
「…」
この影のせいで。
「孤独は寂しかったかい?」
「はい。」
「誰かがいなくなったら寂しかったかい?」
「はい…」
「苦しかったかい?」
「はい…」
胸が苦しい…
「君の周りも同じことだよ」
周り…?
「ふざけないで。居なくなったのはお前のせいだろ…!」
私は感情的に怒鳴ってしまった
「君に見てほしいのがあるんだ」
私は理性を抑えれないまま人影を見た。
頭に映像のようなものが出てくる
誰の目線だ…?
「これが見えるか?」
私の亡骸だった
「これは異世界にて君が自害した後の世界線…」
泣き声が聞こえる…この声は…
「そう。ラナさんだよ」
私は泣きながらも映像に集中した
泣き崩れこう呟いていた…
「また1人死んでしまったの…リアリーさん…」
ラナさんにはすごくお世話になった。
母のように接してくれた…
「君が1人になった時悲しくなかったか?」
「それは。お前が。」
「でもこうなる前も1回同じことをした」
…前世のことだろう…
異世界転生をして楽しい思い出になると思ったがこの辛い人生
「前世ではなんで自害したんだ?」
人影がそう聞いてきたが。私も覚えてない…はずだった
記憶が蘇ってきた
私は…高校生…ヲタク気味た趣味を持ってるせいで周りに馴染めなく友人がいなかった。
頭が悪く親に心配されるレベル
後にいじめが始まった…
どうしてもそれが嫌だった、自分の好きなことがバカにされ1人になって女手一つで育ててくれた母にも相談できなくて…引きこもりになった
周りの人は甘えだの心が弱いなどと言うだろう。
精神面は人それぞれだ。
そしてあの行為に出た…
「君が死んだ時残された母親は孤独でさぞかし絶望だっただろう。」
人影の言ったことに口がごもった
「前言ったことを覚えているか?」
「なんの事でしたか…?」
「俺は魂と肉体を違う世界に送ることができる…状況は違うくなるが」
「… !」
次が最終話になります