目覚めた日
文。ストーリーを訂正する可能性があります
起きた。
何時間…何日間寝てたのだろう。
汗がびっしょりだ
乾いた血の匂い、焦げた皮膚と数日吹いてない汗の匂いで鼻がやられる。
「やけに体が重くてだるい…」
ボヤいた。
とりあえず少しずつ歩けるまで回復したから街に行こう。そう思い立ち上がった。
皮膚がチリチリと肉が少し見える
だけど行かなきゃ。
ここにいるよりは安全だよね、
とりあえず。歩こ
途中に川があった…数日間飲まず食わずでいたせいか気がついたら川の水を飲んでいた。
小魚が数匹いた。見たことがありそうな見た目の魚だった
でも取る気力がなかった。元気があまりない
「向かうか…」
フラフラした足を動き一心不乱に街へと向かった
〜数時間後
私は道なりに進むなり塀があった。高く長く続いてた
その塀は威圧感があった。
私は塀をつたって歩いた。
石門に着いた
ここまで来るのに何キロ歩いて何時間かかったか。
足が痛い。肌が痛い
生ぬるい風が服だけでヒリヒリする
もう辺りは暗い、数時間の歩きによる疲れと襲われないかという緊張感に苛まれどっと重くなった。
石門はがっしりと閉じて開きそうにない。
「まぁこの時間ならあかないか。」
私は諦めて近くの人気のないところに安全を確認したあと体を休めた。
夢を見た。影の人が頭を撫でてくれた。
頭の上から水が滴る音がする。
くちゅくちゅって。
いつの間に寝てたんだ
私はゆっくり目を開け当たりを確認した。
石門が開いてる。色んな人が出入りしてる
私は周りの人の目を気にしながら、よそよそとその門へと向かった
入った先私が1番気になったこと。
それは何故か馴染みのある言葉を喋る人達で溢れている。
商売してるあそこのおじさん
果物?みたいな物を売っている…
おじさんが近づいてきた
「お嬢ちゃん大丈夫か!?これ食べるか!?」
「大丈夫です…ありがとうございます…」
流石に何も分からない果物を食べる気はしなかった。
ちょっと前まで理解ができない言語で話してた漢がいるというのに
ここは違う国なのか…?
前まで見た荒地とは大違いだからそう考えた
昼頃になった
建物がある
中を覗いて見た
The異世界って感じの服を身にまとってる老若男女
ここは酒場か…?あそこのカウンターにいる人に話しかけてみるか
「あ、あの…すみ…ません」
「はい!どうされましたか?」
「ここは何する場所ですかね…?あいにくここに来たばかりで…文字も読めなく知識もないので…」
「あぁ!こちらはギルド兼酒場でございますよ!
私はラナと申します。
ここではギルドのお仕事つまり受付嬢をさせていただきます 私にお話をかけて頂ければクエスト受注、取引、冒険者登録など行えますよ」
「あの」
「はい?」
「冒険者って何をするんですか?」
「冒険者はギルドから支給されたクエストの受け持ちや緊急依頼をこなして頂くものです」
「なるほど…」
「冒険者方にはギルド側からの支援や保険…安全保障を約束され契約が完了となります」
ギルドか…
今はお金とかないし。周りとかの目が痛い…
そして何より…怖い、少しでも安心出来る場所が欲しい。
「あの…」
「はい?どうされましたか?」
「私も冒険者に…なれますか?」
「はい!どなたでも老若男女問わず申し込みできますよ」
「私も申し込み…してもいいですか?」
「はい…そちらは大丈夫なのですがひとつお聞きしてもよろしいでしょうか?」
なんだろ…私怪しいかな…
「体がボロボロのようにお見受けします。
どちらから参られましたか?」
あ。そうか私今身体中ボロボロで必死だったんだ
「広い野原の方から歩いてきました数日かかってその時に漢の人に襲われて…」
「あら…それは大変でしたね…野盗でしょうか…
野原の方数日かけてきたと申しましたが魔物は大丈夫でしたか?」
魔物…?そんなのは見かけなかった…よね
「見かけませんでした、たぶん」
「石門の外を出てしまうと魔物がいるのでご注意してくださいね?」
むやみに外に出ない方いいか…
「分かりましたありがとうございます」
「ではこちらで申請をします
申請で必要なのはあなた様の同意とネーム、サイン…そして少量の1部ですね」
「1部?」
「はい!血や髪の毛、爪などの遺伝子がある部分って言うんですかねそちらを申請の時に使うのでご理解お願いします、
ではまずお名前を伺います、登録ネームは何にしますか?」
登録ネームか…前世の名前覚え出せないし
なんて名前にしよう。
…ここって異世界なんだもんね…
「リアリーにします」
「かしこまりましたネームは :リアリー:ですね
お次は1部を採取します」
「分かりました…血でもいいですかね」
「ではこちらの針でチクッとしますね」
体中血とか皮膚とかめちゃめちゃなんだけどそっからは取れなさそうだな…乾いてるし…
「ではこちらで申請は終わりです、こちらがステータスカード兼ギルド会員証でございます!」
「ありがとう、ございます」
「あの…少々お時間よろしいですか?」
?
なんだろう
「あそこの席にご着席しててください」
私は言われるがままその席へと向かい。座った
お酒臭い。
周りからは大きな声ではしゃいでる人達が宴をしている
数分たった時
ラナさんが栄養バランスが取れてそうな料理を持ってきてくれた
「これは…?」
「私からリアリー様へのささやかなプレゼントです。これを食べて元気になってくだい!」
「でも私お金とか持ってないです」
「気にしないでべてください!!私からのプレゼントなので」
「…!」
私は料理にがっついた
野菜や肉 水にパンまで…
涙が出るほどに美味しかった
あっという間に完食した
ラナさんは微笑んでくれた
「ラナさん…ありがとうございます」
私は顔が涙でぐちゃぐちゃになりながらもお礼をした
数分後
「ラナさんありがとうございます何から何まで」
「いえいえ困った時はお互い様ですよ!」
感謝でしかない。
「では私は行きますね…ありがとうございました…」
その場を去り際に…
「ではいい冒険ライフを…」
少し見て回ってる。何もわからないままは嫌だ
本棚だ。少し覗いてみよう
◾︎本の中を覗いて見た
なんか異世界の動物?の絵が書いてあった
文字は読めない。
「これ魔物ってやつかな…」
1つ気が引く絵があった。
蜘蛛のような形をした黒いモヤモヤ。
これを見てたら腹部がムズムズし始めてきた
少し愛らしく見える
これ以上見ないでとりあえず出るか…
酒場テーブルの方から気味の悪い視線を感じた…