ブクマ、評価がもらえない底辺の作家。それが何故なのか理解してみよう。
――ああ、新しい小説を一から書いて、完結まで持っていきたいなぁ。
一度は新米なら夢見ていたであろう小説家。
でも、それは本当に「おもしろい小説」を作った者にしかできない所業を成し遂げたのちになれるお仕事である事を思い知らせれてしまいました。
自分の小説が読んでもらえない
↓
伸びるのは最初のブーストだけ
↓
モチベが上がらず、完結まで持っていけずにエタる。
こんなルートは『小説家になろう』では日常茶飯事と私は思っています。
実際、それが現実だろうと納得してしまうシステムなのかもしれない。
ブクマと☆評価を付けてくれた人は、人ではなく神様。
と、100のブクマ数も行ったことのない私は、一人登録してくれただけでも飛び跳ねてガッツポーズをしてしまいます。
時が経つにつれ、読者は風のようにいなくなり、そしてブクマは誰も押してくれなくなるのだ。
その原因はただ一つ……単純に「おもしろくない小説」だったからだと私は考えました。
あくまで個人の考えですが、私は絶対にそうだと信じてやまなくなってしまいました。
ここでは、「これをしたらブクマも増えて人気者になれますよ!」とか伝授するわけではない。
私は正真正銘の素人です。
偉そうに人に教えられる知識は持ち合わせていませんのであしからず。
初心者の会とでも言えよう。
私の思った感想を適当に読んでくれると幸いです。
『自分の小説がついに完成!
よし、いざネットに投稿して感想を得よう!』
そんな、軽い気持ちでやっていました。
何も知らない状態で、アニメやラノベに惹かれて自分もやりたい! と可愛らしい子どものような素人ですよね。
あわよくばみんなにたくさん評価をもらって、小説家になるのもいいな、なんて。
これがおそらく普通だと思います。
そして理解するのです。
あれ? 何にも起きないな。
想像だけで描き、人気作たちの真似事のような転生ものを投稿しても、変化が無かった。
ストーリーはありきたりだ。
異世界に転生し、主人公だけ異質、最強になってヒロイン達にちやほやされる。
王道化しているこの構成、だが反応はない。
ブクマも、☆評価も、感想だって一つも付きはしなかった。
もう一回投稿、15話目と繰り返した時には、ブクマは神様達の慈悲であろう5件のみ。
日を重ねていくうちに、小説サイトの世界は戦場だと思い知ったのであった……。
はい、これが作者の旅路ですね。
なんというか、中身のない話でしたね?
7割……いやもっといるのかな?
同じ末路を辿った人は多くいるはず。
そこで諦めない人と、諦める人。新しく考え直そうかなという人もいるでしょう。
……悔しいですよねぇ。
あれだけ張り切って自信満々に書いたのに、誰にも感想すらもらえないなんて。
だから、私はまた書き直すわけですよ。
人気者になるために。
このエッセイだって、作者による『新しい考え』のうちの一つに過ぎません。
上手く書けているのか、言葉の間違いはあったりするのだろうかと、手を震わせて書いています。
小説家になろうの読者達は、より簡単に分かりやすく、おもしろいストーリーの小説を好むと聞きました。
であれば、私の異世界転生の小説はそれに当てはまらなかったということになります。
キャラ、物語、世界観、魅力、ヒロイン、能力、背景、説明etc……。
程よく作られたそれらの要素をいかに上手く完成させられるかが重要なのだと気が付きました。
とは言っても、素人でも成り上がる方はそれなりに見られる。
ランキングに載ることができた勝者達。必然的に読者が増え、ブックマークは10000を超える方も。
なぜなら、それが「おもしろい小説」だから。
私もそれを作る事を目標としています。
小説を書いて投稿し、みんなにいいね! という通知が届くのはとても気持ちがいいですから。
でもそれは味わえない。
自分が書いた小説は、なかなか読まれず評価されず、多くの作品達に潰されてしまう。
多少文章が下手でも人気になる小説は見られる。
それなのに伸び悩むということは、そうです。
自分の作品が「おもしろくない小説」だからなんですよ! 多分!
なら、どうすれば人気者になってみんなから評価を受けられるのか。
タイトル、毎日投稿、連続投稿などが関係しているのはもう十分に分かっている。
それをしてもなお、伸びない。
変化が一週間に一度あるかないかくらい起きないんです。
じゃあ、一体何がダメなんだ……?
そこで、悩んで悩んだ末に、私はこれを推す。
『あ! 私の小説、めっちゃつまんないんじゃね?
読者が読むに値しない小説作ってるのか?』って。
要素を逆に詰め込みすぎとか、え? 何でそうなってんの? とか、それを何故主人公は知っている? 知らないはずでは? など。
話がおもしろくなく出来上がり、そのまま投稿してしまっているのではないかと思いました。
段落、ルピ、記号。
まだまだ改良点はたくさんあるはずなのに、ストーリーがまずなっていないのかもしれません。
根本的な間違い、プロットの構成、執筆のルールが重なって、「おもしろくない小説」が生まれてしまったのだと私は理解しました。
同じ日付、同じ話数の他人の作品と自分の作品を比べてみて、やる気が削ぎ落ちたりしませんか?
なんでこの人の作品にはこんなにいいね! ってされてるのに自分のは伸びない? って考えたこと、ありますよね?
大丈夫です、私も同じですから。
誰しもが劣等感や敗北感、何故なんだ現象が起きたりしているはず。
主に、下層から出られない人達のほとんどがそうなんじゃないでしょうか?
それが原因で、完結させるには気が遠くなる、読者様には悪いけど、エタる不可避かもしれない……とか。
次の作品を書いてみるも、またつまづいたりするのはザラでしょう。
でも、諦めたくない。
成功者達のように、書籍化やコミカライズされてみたい! って夢を持つと思います。
ライバルは多すぎるけど、一人でも多くの読者に認めてもらうために、日々「おもしろいであろう小説」を生み出していくんですよね。
少なからず、あなたと同じような底辺作家はここにいますよ。
だから、諦めずに続けて行きましょうよ。
そしたらいつか、「おもしろい小説」に進化させることができるかもしれません。
私は、その可能性を信じて書き続けたいです。……根性も働いてくれるといいですが。
ここまでダラダラと読んでくださってありがとうございます。
自由な感想、評価をこの小説にください(泣)。
個人の価値観を押し付けてしまって申し訳ないと謝りはしませんが、どうぞ小説家の同僚としてよろしくお願いします!
あ、私の作品も良かったら覗いてみては……?
きっと、「あ、下手かも〜……」と漏らしてしまうかもしれませんけど!
では、また次の小説でお会いしましょう。
ありがとうございました〜。