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番外編:女王個体戦簡易解説

(´・ω・`)おかしいな。頑張って削ったのに4000文字を超えてしまっている

(´・ω・`)ところで昨日のハウルの動く城見ました?(めっちゃ好き

(´・ω・`)いくつになって見てもジブリはいいよね(でもゲド戦記だけは映画で見て小さいときトラウマだった

(´・ω・`)ダークソウルの実況と同時に見てたらいい感じに頭が茹だったのでプロットを一部変えました(平常運転、増える設定



①女王個体に関して


 女王個体は大顎結晶体蟻を統べる個体であり、初期状態では腹部が異常に大きくなった巨大な大顎結晶体蟻といったビジュアルとなっております。

 本来であれば、この女王個体の周りには羽根の生えた守護兵蟻が何体も控えており、攻め込んだプレイヤーは女王個体と守護兵蟻を同時に相手取ります。

女王個体のHPがある程度減少し、守護兵蟻がすべて撃破されると第二段階であるバトルモードへ移行します。

 実はこの蟻、爬虫類と鳥の中間とされる始祖鳥のように、昆虫と魚の中間に相当するような奇怪な存在が特殊な環境で独自の進化を遂げた存在です。なので昆虫と魚のいいとこどりをしたような性質をもっており、水などに対する耐性が高く、反面火属性に弱いです。

 

 第二形態は第一形態で受けた攻撃に耐性をつける形で自己進化しますので、セオリーとしては第一形態の時には弱点である火属性での攻撃を控え、第二形態に移行してから火属性の攻撃をするのがベストです。下手に第一形態の時に火属性で攻撃しすぎると第二形態で耐性を獲得し有効打を与えづらくなってしまうのです。

  

 レイド戦として作戦を立てる場合は、第一形態の時には前衛が攻撃を担当、後衛は攻撃を引き付けるにとどまり第二形態の時に火属性の耐性を付けるのを防ぎます。

 第二形態では攻撃スピードが速くなるので、攻撃自体をさせないのが攻略のコツ。第一形態の時と打って変わって今度は前衛が攻撃を引き付け、後衛職が遠距離から火属性の攻撃で休みなく攻撃をし続けます。

 


 問題の最終形態。

 このモードは女王が生存を諦め、自分を脅かした敵を一人でも多く道連れにしようとする形態であり、今までの比較的鈍足重装甲から一転、凄まじいパワーと速度で圧倒してきます。

 推移で言うと、第一形態が装甲車、第二形態が重戦車、第三形態が狂戦士です。そう、今までの性質と全く違う形態になります。

 なので重装甲の敵を想定しているとあっという間に前線が崩壊します。更にこの形態では敵を倒すほど狂戦士の効果として女王蟻が強化されていくので、一人の死が更なる殺戮を引き起こします。

 要するに初見での攻略はほぼ不可能なボスと言えます。


 そのうえ、この最終形態では属性が反転しており、今までは弱点であった火属性に対して逆に有利になります。火属性対策を怠ると炎上による継続ダメージを与えてくるので、ノートのように常時HP回復が発動し尚且つポーションを飲むくらいでないとかなり苦しい状態となります。


 この状態となった女王はこの洞窟の中でも(例のアレを除けば)最上位クラスの強敵となります。


 ただし、実はノートが戦った女王は本来の性能より4割がた弱体化しております。女王の最大の真価は地脈からのエネルギー吸収であり、攻撃しても攻撃しても生半可な攻撃ではHPが減らないという悪夢のような性能を誇っております。

 ですが、どこかの誰かがとんでもないものを目覚めさせたことにより地脈の接続が消滅し、その回復力が失われてしまっていました。ノートが単独でもこのランク帯のボスに勝てたのはそれのおかげです。でなければ、はっきり言ってどんな奇跡が起きても勝つことは不可能でした。

 因みに、深霊禁山の獣型ボス4体のうち、3体はこの女王個体と同等クラスの性質を持っており、ほかのMOBの乱入も考えると更に厄介な敵です。

 人頭霊鹿のボス個体だけは隔絶した強さをもっており、反船イベントで勝手に進化を果たした今のバルちゃんでようやくまともに戦える程度です(でも勝てない)。ギミックボスだからしょうがないね。下手に倒すととんでもないことになるのは原作準拠です(ニッコリ)

  




②ノートの勝因

ぶっちゃけ装備の力が非常に大きいです。

まずバルちゃんの進化で、ノートの装備しているバルちゃんのギフトであるコートも強化されています。

そのコートの効果がこちら


――――――――――――――――――――――――――――――――――――


装備:カースドアンドカースブラッド/ギフト・バルバリッチャ(譲渡不可)

強化上限回数:無し

耐久値:1000(※)

重量ペナルティ:無し


効果

・物耐上昇

・魔耐超絶上昇

・状態異常(毒・麻痺・昏睡・沈黙・魅了・気絶・石化)無効

・状態異常(盲目・混乱・幻惑・恐慌・即死)抵抗力上昇・大

・闇系・呪系魔法威力上昇・大

・闇系・呪系消費魔力減少・極大

・闇系・呪系魔法成功確率上昇・大

・高度隠蔽状態(感知系無効化)

・移動速度上昇

・闇在覚醒(一定値以下の明度の場にいる場合でステータス強化。〔夜目〕のスキルを付与)

・吸命活性(※生命殺害時装備耐久値自動回復。耐久値0の時破損せず機能を失う。再び殺害を繰り返すことで耐久値の回復ができる)

・主従共鳴(バルバリッチャ使役時の取得経験値リソース上昇。バルバリッチャの進化時にこの装備も強化される)


――――――――――――――――――――――――――――――――――――


今回は暗所なので闇在覚醒の効果も機能しており、ノートのステータスがランク1程度上がっております。闇魔法に関してはランク2つ分上がった威力を出すことができます。


そこに追い打ちをかけるのが二つの装備。


まず一つ目が、バルちゃん謹製の特殊呪具、『垂涙の表情の蒼いピエロマスク』。その効果は『装備した武器の使用時、その武器の耐久値が無条件で消滅する代わり、その武器を行使する時、その武器の全能力を超絶極大強化』。

そしてそれにより武器扱いのネクロノミコンが強化されます。そのネクロノミコンの効果がコレ


――――――――――――――――――――――――――――――――――――

死狂禁忌之秘宝書杖・ネクロノミコン


・強化限界無し

・耐久値無限

・自動MPドレイン・大

・自動MP超高速回復

・闇系・呪系魔法習得率超上昇

・闇系・呪系魔法消費魔力減少・大

・光系・聖系無効化

・闇系・呪系魔法威力極限上昇

・闇系・呪系魔法クールタイム無し

・召喚死霊強化・大

・召喚死霊ランダム技能付与

・敵対PL・NPCの闇系・呪系耐性1段階減少

・死霊召喚時のコスト減少・超絶

・全魔法(闇系・呪系以外)クールタイム20倍

・全魔法(闇系・呪系以外)消費魔力上昇・大

・全魔法(闇系・呪系以外)習得率減少

・全魔法(闇系・呪系以外)威力半減

・光系・聖系魔法使用不可

――――――――――――――――――――――――――――――――――――



この三つの装備の効果が組み合わさると、ノートの闇魔法は通常の5段階ほど上のランクの攻撃力を発揮します。尚且つ死霊も強化されます。


③秘到外道魔法:滅虞黄泉魄装(スキュリエラス)

この魔法の効果は端的にまとめると『死霊召喚の力を封印し自分自身を死霊に変化させ、自分の本召喚とその同系列の簡易召喚の死霊の力を行使することを可能とする』というぶっ壊れ性能(チート)魔法です。

しかしその代償は非常に大きく、所持しているアイテムのランダム消滅及び各種熟練値がランダムで消滅、MONの減少、魂のストック5000消費によりようやく発動します。

簡単にいえば、非常に重いデスペナを発動と同時に与えられるのです(この魔法は発動すると死者扱いになるのでほっといても一定時間経つと死ぬという時限爆弾もついてる)。

ただし、この魔法を発動すれば、職業を無視した技能を使うことができ、更にはプレイヤーが本来使えない固有アビリティまで使用可能になります。


 例えばノートがたびたび行っていた泥から武器を次々と引き抜く行動ですが、アレは進化したゴヴニュのアビリティです。アビリティの効果としては一度自分で所持した武器のレプリカを、耐久値据え置きで別の素材を消費して創り出すという物です(あの時は泥に含まれる死霊のエネルギーと下にある岩を使って錬成していました)。

レプリカなので実用性はほぼありませんが、1度きりなら本来のスペック通りの力を発揮します。


 問題はこのレプリカの武器にもピエロマスクの効果である武器の超強化が適応されること。レプリカの武器は耐久値がもともと低いので失っても問題はなく、投擲すれば威力が激増するわけです。ノートの投擲がやたら強かったのはだいたいこれのせい。

 更に更に、ネクロノミコンの死霊強化の効果は【滅虞黄泉魄装(スキュリエラス)】 が発動していても関係なく発動するので、ノートは自分の死霊の力を一段階上ステージで使うことができました。初めて使う能力を実用化レベルで簡単に扱えていたのはだいたいこれのせい。本来はここまで使い勝手のいいアビリティではありません。

 ノートが色々な武器を錬成できたのは、腐った森の集落で得た巨大な武器を手に入れていたことや、様々な武器を扱うトン2に武器を預けられていたからです。これにより槍でも大剣でも斧でもノートは錬成できました。

 

 壁を作り出したのはこれとはまた別のアビリティで、MPを消費して周りの物質をゆがめ物を作りだします。使い勝手はこちらのほうが段違いで上ですが、クールタイムもそれなりにあります。


 手から出した糸に関してはアテナのアビリティですね。某蜘蛛のヒーローのように移動ができます。



  ノートがこの魔法の存在を皆に言ってなかったのは、単純に使う気がなかったからです。コストがあり得ないほど高いですし、『ノートがソロで、尚且つ単独でボスに挑むことを決心するほどに利益が見込める』などという状況でもない限りコスト的に使わない魔法であり、そのような状況が訪れることは本来ノートも想定していませんでした。

 また、この魔法の存在を教えることで皆がそれに頼ってしまうことも危険視したためにあえて伝えてありませんでした。


❸問題児その2 【デッドマンズ・ナイトメア・ワンダーランド】


 この魔法は本編でも解説した通り非常に強力で反則的な魔法なのですが、とんでもない欠陥も抱えております。それが魔法の適応範囲が選べないこと。死霊と術師以外は問答無用で敵として認識されるので、パーティー単位で動いているとユリンたちまで問答無用で巻き込んでしまうわけです。 

 因みにこちらもMPだけでなく魂のストックを5000ほど要求してきます。


更に更に、もちろんですがこんなチート魔法はテキスト以外の、目に見えてない部分でも色々と使うたびに悪影響をもたらします。ノートもそれがなんとなくわかっていたので使用する気もなく、パーティーメンバーにその存在を教えていませんでした。


 余談ですが、ここまで武装の性能などを勝因として強調しましたが、一応フォローを入れておくとほかのプレイヤーが同じ条件で戦うことができても女王個体に勝てるプレイヤーはほぼいないと言っていいでしょう。

 外道魔法を適切に使いこなす能力、目まぐるしく変わる戦況に対する素早い状況判断、遠近共に攻撃防御ができる器用さ、所持スキル、魔法、アビリティの把握及びクールタイムとHPとMP管理、敵の行動を予測する観察能力、巨大な敵に真っ向から一騎打ちを挑む度胸、様々なことを脳で同時に処理する並外れた思考能力、これらが揃ってはじめてこれらのチートを十全に使いこなせるのです。

 武器や偶然によるところ大きかったですが、ノート自身の力がなければ攻略は不可能だった、それぐらいの強敵でありました。


 以上で解説を終わります。まだまだ語ろうと思えば倍以上解説できるのですがここまでにしておきます。






(´・ω・`)新年度になって日が浅いですが皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

(´・ω・`)ただの解説回になってるのでお詫びに夜も投稿するね

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― 新着の感想 ―
[一言] >>第一形態が装甲車、第二形態が重戦車、第三形態が狂戦士です。 いや、なんで第三形態だけ車や無いねん。そこは暴走車とかじゃないの? >>更にこの形態では敵を倒すほど狂戦士の効果として女…
[気になる点] >③秘到外道魔法:滅虞黄泉魄装 >更にはプレイヤーが本来使えない固有アビリティまで使用可能になります。 これ爆弾情報じゃね? 何をもって固有能力扱いかはわからないけれども 関係…
[一言] 原作準拠>つまりアレが溢れ出してアレ探しに徘徊するかw 滅虞黄泉魄装>さすがの高消費ですね、そして消費に見合ったチート性能ですねw あれ?でも死霊召喚を封印したのに、最後でお馬さんを召喚し…
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