魔物への情熱3
はじめましてはじめです。
再びの方はこんにちは。
なかなかスランプを脱しない今日この頃。
やっぱり勢いで書くとろくな事にならないなと実感中
「これは由々しき事態だよ、傭兵くん」
腰に手を当て、ぷんすか怒っている。
私はお尻が汚れるのも気にしないで湿地帯に座り込む。
正直具現化しているのもギリギリだった。
それは未契約時最後の切り札魔道砲を使ったからだ。
魔力容量の九十九パーセントを使い何とか、鬼型を消し去る。
最後に鬼型が逃げずに魔道砲に立ち向かって来たから何とかなったが、来なければ躱されて私たちはおしまいだったろう。
「……私は帰るわ」
私は私の本体を支えに立ち上がるが、そのままうつ伏せに倒れそうになる。
「おっと!あー、わざとじゃないんだよ?」
私を支える様にして胸に触れるルーカス。
私は黙って睨む。
「そうだ!そうだよ!傭兵くん」
「何?というか何時まで触ってるのよ!?」
ドンッとルーカスを突き飛ばし、肩で息をする。
「はぁ、はぁ」
「痛いじゃないか。傭兵くん。それより君だよ君」
私?
「さっきのぱあっと光ってビュッと飛んだのは魔法だろう?僕の目はごまかせないよ。なんたって魔物の瞳と同じ青白い光が霧散してたからね」
無駄に観察力が鋭いもいうか、魔物への執念というべきか……
「知らないわね」
「そうはいかないよ。傭兵くん。今日は君の体の隅々まで……」
「へ、変態!!」
パシン!
私は立ち上がって迫ってくるルーカスにビンタをし、その場を後にする。
「傭兵くん、傭兵くん」
「何よ」
「僕の銃使ったよね」
そう戦いの前に良ければと渡されたので先程の戦いで利用させて貰った。
「銃の弾って高価なんだよね」
「何が言いたいの?」
「いや、良いんだよ。こんなしがない研究者の手伝いなんてしたくないよね。けど、その銃の弾高かったんだよねぇ」
「…………」
仕方ない。金額を払えない訳ではないが払ったら払ったでしつこそうだ。
「服は脱がないわよ」
「傭兵くんは何を言ってるんだい?当たり前じゃないか」
このクソやろう……。
私は握り拳をルーカスに向けそうになるのをこらえる。
「街に戻るわよ」
私はそう言って湿地帯を歩き出し数歩進んでから立ち止まる。
後ろを振り向き、鬼型と対峙した場所を見る。
「意思があったなんてそんな訳ないわよね……」
「何かいいました?」
「何でもないわ」
私は前を向き再び歩き出す。
これから何をしなければならないか考えるだけで憂鬱になる。
関わる人物を間違えたな。
私はため息を吐いた。




