1/129
プロローグ
はじめましてはじめです。
再びの方はこんにちは。
この小説は章ごとで主人公の相棒が変わります。異世界物が好きな方は2章から読む事をオススメします。1章異世界あまり出ない。ので。
では、楽しんでいただけると嬉しいです。
私は深い眠りについていた。
眠りの中で暗い空間を彷徨っていると、ふと一筋の光が見えた。私はその光に導かれる様に手を伸ばすと、辺り一面が光におおわれ意識が覚醒するのを感じた。
目を覚ますと私を手にとり、白髪混じりの端整な顔をした初老の男性が声をかけてきた。
「ようやく成功した。調子はどうだい?」
問いかけに対し、私は少し間をおいてから答えた。
『…おはようございます、マスター』
そう答えるとマスターは少し驚いた様だったがすぐに嬉しそうに頷き、私を強く握りしめる。
「男性型の知性にしたと思ったんが、成功は成功だ。自分のことは何であるかわかるかい?」
『私はマスターが創り出した剣です。』
私は迷うことなくそう答えた。
10/28改稿