【第四話】
第四話突入しましたー!!
朝?
もう朝なのか。
僕は昨日彼女が眠った後まっすぐに家に帰った。
家に帰ったのはいいものの一睡もできなかった。
しかしもう眠れそうにない。
なので朝食を食べに私室を出て1階へ向かう。
1階には父と母がいた。
妹はもう学校に行ったみたいだ。
ショウ:
おはよ。
母:
おはよー。
うわっ
どうしたのその目の下のクマ!!
ショウ:
ちょっと眠れなくてね…
父:
遅くに帰ってきたと思ったら全然食事もとらないで部屋に入って。
昨日何かあったのか?
僕は言えることは全て話した。
話すと楽になれると思った。
父:
そうか。
なら今日は病院へ行ってその子のそばにいてやれ。学校には適当に理由を言って休みをとっといてやるから。
母:
そうね。
いってらっしゃい。
それが今あんたにできる唯一のことよ。
僕は涙が出そうになった。
僕は準備をしてから病院へ向かう。
途中で果物の詰め合わせを買った。
病院に着くと病院の中は騒がしかった。
嫌な予感がした。
急がないと!!
僕はエレベーターのボタンを押す。
しかし待ちきれなくなり、階段であがった。
嫌な予感は的中した。
的中してしまった。
芳佳ちゃんは松葉杖でベランダまで行き飛び降りようとしていた。
興奮気味らしく息が荒い。
看護婦が1人やって来た。
看護婦:
あの…
ショウ:
言われなくても見れば分かります。それより失礼ですがあなた方はこの部屋から出て下さい。
こんなに人がいるともっと興奮すると思うんです。
僕の願いを受け入れてくれたらしく大勢いた看護婦達はぞろぞろと出ていった。
ショウ:
まずは落ち着こうか芳佳ちゃん。
ヨシカ:
嫌だ!!
私は死ぬんだ。
もういらない子なんだ!!
ショウ:
大丈夫だ。
僕は見捨てない。
僕はゆっくりと芳佳ちゃんに近づく。
ヨシカ:
ありえない。
ありえない。
アリエナイ。
みんな私を見捨てていく。
私を誰も見てくれない。
いなくなっても誰も困らないんだ!!
芳佳ちゃんは右手を降り否定した。
しかし芳佳ちゃんは右手の松葉杖と左足で立っている。バランスを崩し、前から倒れる。
僕は優しく受け止め、優しく抱きしめた。
ショウ:
ほら大丈夫だ。
僕は絶対に見捨てない。
誰も君を必要としないなら僕が必要としよう。
芳佳ちゃんは泣いた。
今度は僕の腕の中で。
読んでいただきありがとうございます。
第四話が頭の中の下書きで一番ボツが多かったです。
ここまで仕上げるのにだいぶ時間がかかりました。
さてここら辺りで。
次も読んで貰えたら嬉しいです。