【第十六話】
第十六話投稿します。
寒いですね~。
私の住んでいる場所は月曜日の雪が大変でした。
部活も雪合戦になりました。
みなさんどうでしたか?
てなわけでごゆっくりと見て下さい。
翌朝、僕は少し早めに目が覚めた。
少し緊張しているのかもしれない。
下に降りてキッチンに向かうと芳佳は既にご飯を食べていた。
目の下にはクマがあり、見るからに眠れていない。
ショウ:
おはよう。
ヨシカ:
おはよう。
ショウ:
よく眠れた?
ヨシカ:
いや…
全然眠れなかったよ。
俯きながら答える。
ショウ:
そっか…
僕はそう言いつつ、芳佳の後ろに移動しおもいっきりこそばした。
ヨシカ:
ひゃ…っ!?
彰!!!?
ちょ、やめっ…あはは
きゃははははは
笑いすぎて苦しそうだからこれくらいで 止めておこう。
ヨシカ:
何するの!?
はー…はー…
ビックリするじゃない。
肩を激しく上下させながら言う。
ショウ:
どう?
緊張はほぐれた?
ヨシカ:
…え?
そういえば…
ありがとう。
…気をつかってくれて。
顔を赤らめて言う。
やっぱり可愛い。
ショウ:
どういたしまして。
実は僕も緊張してたりするからさ。
ヨシカ:
そう。
だったら…
芳佳はワキワキと指を鳴らしながら近づき(どうやったらあんなに別々に指が動くのだろう。)僕をこそばした。
ショウ:
やめてくれ~はっははは
僕の声は家中に鳴り響いた。
~学校~
朝のやり取りがあって芳佳の顔は少し明るくなったもののまだ暗い。
そんなことも構わず時間は過ぎる。
朝のホームルームが始まる前に終わらせなければならない。
教室の前に立ち二人で深呼吸をする。
スーハー、スーハー
ショウ:
準備はいい?
ヨシカ:
うんっ!
ガラッ
勢いよく扉を開ける。
みんな驚いてこっちを見ている。
ヨシカ:
皆さんいきなりですみませんが、どうか私の話を聞いて下さい。
芳佳はゆっくり、ゆっくりと話し出した。
自分の過去やみんなの話を無視していた理由を。
それは数分間におよんだ。
芳佳は涙をこぼしながらも頑張り話し続けた。
みんなは茶化すことなく黙って聞いてくれていた。
真剣にしっかりと噛みしめるように。
中には静かに泣いている子もいる。
芳佳:
………………です。
だから今更言っても厚かましいだけかも知れませんが、私と友達になってくれませんか?
女生徒A:
そんなの当たり前じゃない!
ねぇみんな!!
男生徒A:
そうだよ!!
女生徒B:
当たり前よ!
みんな、いや全員が立ち上がりそう言うのだった。
ヨシカ:
ありがとう…
ありがとうみんな。
ついに芳佳は泣き出した。
今回は¨悲しい涙¨ではなく¨嬉しい涙¨だった。
さて、いよいよ終わりが見えて来ました。
予定では次が最終話になります。
御意見、御感想をお待ちしています。




