表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/17

【第十話】

やっと十話行きました。


人はなぜ異性と愛し合ったりするのだろうか。

自分のため?

あるいはその人のため?

僕は自分のためでもありその人のためであると思う。

互いに支え合い、助け合い、暮らしていく。

ただの他人同士じゃ無理だろう。

分かり合った者なら、お互いを分かち合った者ならどんな壁でも乗り越えられる。

そういうモノだと僕は思う。

だから僕は人を愛せなかった。

いや、愛することができなかった。

僕は『人を支える』ようなチカラを持っていない。

だから恋を、愛をしたことがなかった。

しかし僕は…



ゴーン…


僕は顔面から電柱にぶつかった。

そうとう痛い。

登校中に考え事をするものじゃないな。

まだ頭の中でゴーン…と鳴り響いている。



学校に着くと敦士がいた。

それともう一人。

敦士の彼女。

ガールフレンド。

水城奏ミズキ カナデ

が教室で、二人きりでいた。

この子も幼なじみ。

そしてこの二人は付き合って一年とちょっと。

高校入学と同時に付き合っている。


アツシ:

よ、よう。


ショウ:

朝からお熱いことで。


カナデ:

なにもしてないわよ。

ただ喋ってただけなんだからね。


ショウ:

ふぅん。

そうなんだ。


明らか不自然な二人。

まぁ仕方ないか。

付き合っているんだから。



~五時限目~

今日は平和に時間が過ぎていく。

弁当を食べ腹が膨れて心地よい眠気に身をまかせ寝る。するとポケットの携帯のバイヴで起こされた。

先生にバレないように見る。

メールを見た瞬間眠気が吹き飛んだ。

すぐに机の上を片付けカバンに突っ込んだ。

そしてカバンを持ち教室を出ながら


ショウ:

先生、気分が悪いので帰ります。


と言い走り出す。

先生は何か言っているがそれどころじゃない。

急いで向かわなければならなかった。

あの子のところへ。




【メールの内容】

From 坂本芳佳

Sud ごめんね

Text 約束守れそうにない

読んで下さりありがとうございます。

御意見、御感想をお待ちしています。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ