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エーテルコード:サイドストーリー  作者: エトコッコ


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5/18

「彼女にするなら?」


とある日の夜。


男子4人組は、光井おすすめのお好み焼き屋へ外食に来ていた。


閃はチーズ、烈は紅しょうが、東は長芋、光井は天かす。


それぞれ好みのトッピングを選び、思い思いに楽しんでいる。


お好み焼きをつつきながら、光井がふと思いついたように切り出した。


「……なぁ。もし、彼女にするなら誰がいい? オルフェ限定で!」


チーズをびよーんと伸ばしながら、閃が言う。


「じゃあ、言い出しっぺのミチからな」


閃のアホ毛はハート型になっている。


どうやら、ワクワクしているらしい。


光井は少し照れながら答えた。


「……まぁ、強いて言えば、羽野……と! 笹本かな……」


実際は音一筋だが、怪しまれたくないため、みのりの名前も挙げておいた。


それを聞いた閃と烈は、意味深にニヤつく。


次に、烈が口を開いた。


「てかさ、俺はグンジンが1番気になるわ。あんまそういうの興味なさそうだし」


東は笑いながら答える。


「あはは。こう見えて、人並みにはありますよ」


「マジか!? 誰だ!?」


光井が食い気味に聞いた。


「僕は……松永主任のような、大人の女性がタイプですね」


――ああ、グンジンはなんか違う世界にいる。


3人は、心の中で同時にそう思った。


「松永主任って、独身だったよね? 行けるかもよ……」


閃がニヤッとしながら言う。


アホ毛はくるんとカールしている。


東は穏やかな笑顔で返す。


「多分、松永主任は、同じ“大人の男性”が好みですよ」


「歳の差、2倍以上あるよな……。じゃ、次は烈!」

光井が話を振る。


烈が口を開く前に、閃がすかさず言った。


「テツ禁止な?」


「わかっとるわ!」


烈は即答し、少し考えてから言う。


「うーん……俺はリオっちかな〜」


東と光井は、目を丸くした。


「い、意外だな……」


光井が言う。


「理由、聞いてもいいですか?」


東が尋ねた。


「なんつーか……めっちゃラクそう」


烈はすんなり答えた。


「やっぱりね」


閃がうなずく。


「で、お前は誰なんだよ」


烈が閃に視線を向ける。


東も光井も、興味津々だ。


「うーん……みんな魅力的だしなぁ……」


閃は少し間を置いてから言った。


烈と光井は、怜か音か、みのりの誰かだろうと予想していた。


「見た目がタイプ、って理由でもいい?」


閃が聞く。


「いいよ」

光井が答えた。


「アンジュ」


3人は、予想外の名前に一瞬フリーズした。


「……え?」

光井が聞き返す。


「アンジュ」

閃は、同じトーンで繰り返した。


「理由、聞いてもいいですか?」

東が尋ねる。


「ほら、アンジュってさ……めっちゃ美脚だし……“デカい”じゃん」


アホ毛がゆらゆらと揺れている。


どうやら、少し照れているらしい。


それを聞いた烈と光井は、同時に吹き出した。


東は一瞬考え、すぐに納得したように言った。


「あぁ! なるほど! 確かに“大きい”ですね!」


東らしからぬ発言に、今度は3人全員が吹き出す。


どうやら東は、身長のことを言っているらしく、本人だけがきょとんとしていた。


3人の笑いは、しばらく止まらなかった。

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