3/18
「カラオケ」
とある日の訓練終わり。
閃が、唐突に言い出した。
「今から、皆でカラオケ行かない?」
烈がすぐに返す。
「急だな」
音は目を輝かせた。
「えっ! 行きたい行きたい!」
怜は、黙ったままだった。
音が少し気になって声をかける。
「怜ちゃん、嫌?」
怜は少し間を置いて答えた。
「……嫌、じゃないよ。聴くだけなら……」
閃は即決だった。
「なら行こ」
こうして4人は、流れでカラオケへ向かうことになった。
◆
『ジェットストリィィィィム!!
血潮が! 血潮がぁぁあぁあ!?』
閃は、全力で熱唱していた。
烈は、閃の本家に寄せ、尚且つ妙にクオリティの高い歌い声に爆笑していた。
音はたこ焼きを頬張りながら、ノリノリでタンバリンを叩いていた。
(……何? 何なの、この空間……)
怜は口元を指で押さえ、少し俯いたまま、肩を小刻みに震わせていた。




