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エーテルコード:サイドストーリー  作者: エトコッコ


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14/18

「同盟」


「やぁやぁ、れーにゃん。ご機嫌麗しゅう」


アホ毛をくるりとカールさせた閃が、やけに上機嫌な様子で怜に声をかけた。


普段なら、間違いなくジト目で返されるところだが、今回は違った。


怜は――

閃がこのタイミングで現れることを、最初からわかっていた。



それは、昨晩の出来事。


“もふもふの村 × もちのすけ”

待望のコラボ発表。


世界的な人気を誇る両者のコラボは、ある意味必然とも言えたが、それでも“今か今か”と待ち続けていたファンは数え切れない。


そして、ついに――

その瞬間が訪れた。


それぞれの部屋で、閃はニャンダル公式経由で、怜はもちのすけ公式経由で、同時にその情報を知った。


直後、怜のスマカが震える。


『見た(。-∀-)?』


送信者は、案の定、閃。


怜は少し間を置いてから返信した。


『見た( ˙꒳˙ )』



「ついに、来てしまいましたなぁ〜」


マンガのようにデフォルメされた顔で、閃がしみじみと言う。


「……うぅ」


普段はゲームをしない怜だが、以前からこう言っていた。


――もちのすけともふもふの村がコラボしたら、やる。


そして今回はそれだけではない。


コラボグッズ争奪戦。


いつも以上に過酷な戦いになるのは、火を見るより明らかだった。


つまり――

誰かの協力が、どうしても必要になる。


「ついに、あの世界に……むぎゅっ!!」


相変わらずデフォルメ顔でしみじみと語る閃の頬を、怜は両手で思いっきり潰した。


びっくりした閃のアホ毛は、アンテナのように真っ直ぐピンッと立った。


さらに追い打ちをかけるように、怜は手の冷たくした。


「冷たっ!!ごめんなさいごめんなさい!!」


閃は慌ててジタバタする。


怜は、すっと手を離した。


「……協力、してよね」


少しだけ視線を逸らし、照れたように言う怜。


「……ニャンダルストアの方は、俺に任せな」


先ほどは打って変わって、キリッとした表情で言った。


怜は小さく頷く。


“同盟”成立。


2人は、固く握手を交わす。


怜の手は、まだ少しひんやりとしていた。

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