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エーテルコード:サイドストーリー  作者: エトコッコ


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12/18

「オルフェの七不思議」


とある日の訓練終わり。


光井が唐突に口を開いた。


「なぁ……“オルフェの七不思議”って知ってるか?」


「七不思議……?」


東が首をかしげる。


「あー!知ってる!“幻の地下6階”でしょ?」


みのりが思い出したように言った。


「都市伝説的なやつ?」


アンジュも続く。


「なんかさ、めっちゃワクワクしない!?」


光井はやや前のめりだ。


「オトコのコって、そういうの好きよね〜」


アンジュはため息混じりに言う。


「あたしは、ちょっと気になるかも……」


みのりは意外と乗り気だった。


「松永主任に聞いてみましょうか?」


東が提案する。


「いや、もう大分前に閃が聞いたことあるらしいけど、ハッキリ“無い”って言われたって」


「…もう答え出てんじゃん」


アンジュは呆れ顔だ。


「いやいや! シラ切ってる可能性あるだろ! それに松永主任が知らないって線もある!」


光井は食い下がる。


「もしあったとしてさ、そこで何してるの? パーティとか?」


みのりが聞いた。


「……なんでわざわざ地下でパーティすんだよ」


即座にツッコむ光井。


「……ウワサによると、そこで“秘密兵器”が作られてるとか……」


光井は声を潜める。


「秘密兵器……EDですかね?」


東が真面目に聞く。


「かもしれん」


光井は神妙にうなずいた。


「ミチ、アニメの見すぎ」


アンジュがばっさり斬る。


「そのEDには誰が乗るの?」


みのりがさらに聞く。


「そ、それはぁ〜……」


光井は言葉に詰まった。


「……てかさ、七不思議なんでしょ? 残りは何?」


アンジュが話を戻す。


「あー、残りは…『閃のアホ毛は実は生物説』とか、『白木は意外にゲラ説』とか、『羽野は何回か異世界転生してる説』とかー…」


「それ、今考えたでしょ」


アンジュが即ツッコむ。


「ちげーって!! マジだって!!」


光井は必死だ。


「七不思議っていうか、ただの説じゃん。しかも地下含めて全部で4つしかないし」


アンジュは冷静だった。


「しかも音ちゃんに至っては意味わかんないし」


みのりも追い打ちをかける。


「いつも冷静な白木さんが、意外にゲラ…というのは、少し面白い説ですね」


東がフォローする。


「まぁ、それは俺も思うけどよ。

でもやっぱ『閃のアホ毛』は七不思議に含めていいと思うんだ」


光井は真顔で言った。


「それは同意だわ」

アンジュもうなずく。


「閃先輩のアホ毛かぁ〜。欲しい……」


みのりは、まったく別のことを考えていた。

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