表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
98/373

ためるな、危険㉘

 僧侶やその上級職であるヒーラーであれば、低級範囲回復魔法を覚えている頃合い。ただしその消費MPは18。ヒーラーの最大マジックポイントが80から120程度だから、考えなしに乱発することはできない。解毒魔法も習得しているはずなので、魔法で治癒できるステータス異常は魔法で、ヒットポイントはアイテムで、というのも作戦のひとつだろう。他にも1度訪れたことのある街へ一瞬で戻れる『風見鶏の翼』があると、たとえマジックポイントを切らしてしまっても、ダンジョンのど真ん中でほぼ詰みという状況が避けられよう。ただし、ひねくれ大魔王が黙っているはずがない。適材適所と言えぬこともないが―『メイジシーフ』というモンスター。アイテムに加え、マジックポイントも盗みにくる嫌な敵である。

 シャビエスタ山へ向けた第一の関門が『アンリの洞窟』。これまでとは毛並みの違うダンジョンである。出口に中ボスはいない。その代わりに待つのは、ちょっとしたなぞなぞの様なもの。魔王の遊び心と言えば聞こえはいいが、間違えた代償は面倒くさい。




 誘ったのは華だった。

「魔王様、ピクニックに行きましょう。」

「美人さんのお誘いはもちろん断りませんが、突然どう―」

「それでは明朝7時に出発しますので、くれぐれも寝過ごすことのございませんよう。」

「はい・・・・・・えっと、持ち物とかは?」

「特に必要ございません。」

「はい。」

何かしでかしただろうかと思い返す魔王であったが、心当たりはなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ