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ためるな、危険㉔

 でたらめに積むだけでは碌々(ろくろく)たる運び屋に成り下がってしまう。村や町への移動は転送魔法を使って一瞬で済むのだが、荷馬車自体は普通の大きさ。如月のマジックポイントの都合もある為(如月はさしてMPの最大値が高くない)、徒に往復を繰り返すと底をついていしまう。何をどこに置けばたくさん積めるのか。どういう順番で店を回るから、どれを手前に寄せるのか。この辺の小さな積み重ねが荷下ろしの時に効いてくる。ちなみに倉庫は1号館から号館まであって、1号館当たりの大きさは教会と同じくらい。転送陣が複数設置されている4号館には、注文した商品が送られてくる荷受け専用の倉庫。そして残りの1、2、3号館が道具、防具、武器の倉庫であり、前任者から引き継いだものである。

 運び屋としての仕事はひとまず順調。倉庫が手狭になってきた感はあるものの、現在改善計画推進中である。1号館の道具館は余裕がある一方で、2、3号館の防具館、武器館はギリギリに近い。スペースにあまりゆとりがない。ちょっと油断したり、注意が行き届かなかったりすると、倉庫に収まりきらなくなってしまう。恐怖とまではいかないが、気の抜けない日々を奮闘中であった。たまにある特別な注文。数が多かったり、ゼロが1個もしくは2個増える高価なモノだったり。こういう時もやはり緊張感が高まる。そして想像するのだ、あそこの店からの注文だと勇者のレベルはこれくらい。魔王城まではまだまだ遠いが、順調にストーリーを進めているようだ、と。それと直接は業務と関係ないのだが、後継者が欲しかった。辞めたいとか仕事が嫌になったということではなく、今のままでは動くことができない。クーザ―を離れることができない。

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