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ためるな、危険②

 「随分と早い段階で転職の館に行けるようにしたのですね。私はもう少し後になってからと思っていました。」

魔王の食事中、いつもは離れて控える華だったが、見兼ねて隣に座り喋りかけた。

「ん~と、ああ・・・実はですね。ジョブを行ったり来たりできるように調整したんです。転職しても前職のアビリティを引き継ぐことができます。完全に思い通りとは言いませんが、自分好みの能力、キャラクターを作り易くなっているはずです。」

「転職の壁を低くしたのですね。」

「そう、そうすれば攻撃特化にしろ、バランス型にしろ、補助タイプにしろ、自分の好みを出しやすいかなと。」

基本職の調整はとっくに済んでいた。後半になるともう少しジョブの種類が増える。魔王の睡眠不足の原因は上級職や特別職、隠しジョブ、はたまた固有アビリティの設定に時間がかかっているのだろうと、華も大目に見ていた。

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