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ためるな、危険①
【第2章 ためるな、危険①】
ぼ~~~・・・・・・・・・
「魔王様、魔王様。起きてらっしゃいますか?」
白米、味噌汁、鮭の塩焼きにスクランブルエッグ。華の配膳した朝食が減っていかない。堪りかねた華が魔王に声を掛けた。
「・・・・・・」
「魔王様?」
「え、ああ、はい。大丈夫、とっても美味しいですよ。」
駄目だと判断した華は再び湯を沸かし、熱く濃い目の緑茶を用意した。
「お疲れのようですが、朝食はしっかりとお召し上がり下さいな。」
珍しくと言っては怒られそうだが、優しく声を掛けて湯飲みを取り替えた。
「うん、ありがとう・・・」




