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ゲームスタート②




 自室に籠って3時間余り。一区切りついた仕事を吹き飛ばさんほどの溜め息を吐き出し、椅子に座りながら両手を組んで、天井に向かって大きく伸びをした。関節がポキポキと音を鳴らす。腕をだらりと戻すと、僅かに残った3杯目のコーヒーを飲み干し部屋を退室、一目散に外を目指した。不得手かつ慣れない仕事で溜まりに溜まった鬱憤を晴らさないと気が狂いそうだった。内ポケットから煙草を取り出し、歩きながら火をつけた。ライターは不要。指先でちょいだ。禁煙を言い渡されている城内だろうとお構いなし。何故ならここは魔王の城。己の棲家でいかに振舞おうと勝手である。そう自身に言い聞かせながら大股で廊下を進む。しかし長い。自室から外に出るまで5分かかる。火事になったらおしまいだな、なんて妄想しながら満喫していた。

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