『主人公』のかませ登場回
「──だぁから、やかましいんだよこの豚野郎!」
「ああっ!?別に騒がしくしてねーよっ!それに知らねーのか!?ブタは体脂肪率低いんだよ!」
教室の一角にて男二人が言い争っている。一方は主人公だ。
「ハッ。デブだから豚なんじゃねえ、間抜け面だから豚なんだよ!!つか太ってる自覚あるのかこのメタボっ!!」
「なんだとっ!?」
「俺の迷惑考えやがれ!机に突っ込んでくんなよアホウが!」
発端はデブが仲間内でふざけた末に体勢を崩し、主人公の座る席に突っ込んだのが始まりだ。
「はっ、俺より成績悪いくせに何言ってやがるっ」
「お前は成績のいいバカだろが、いっつも言い負けてるし」
ブタくんは一日のほとんどを勉強に費やしているぞ!偉いね!
「俺がバカならお前はもっとバカだ!」
「俺は普通だ」
「お前変なやつだろ!何処が普通だっ」
「頭の出来が普通なんだよ、今の流れでなんでそうなる」
「~~っふんっ。これぐらいで勘弁してやるっ、俺は狭量なお前と違って心と器が広いからなっ!」
「重言してるし、器は〝大きい〟だろ?」小馬鹿にしたふうに半笑いで指摘した。
「~~っるっせえ!」言い捨て、まさにノシノシと音がしそうな大股で去っていった。
「一昨日来やがれー。豚タン塩にしてやんよー」
塩をまくなんて勿体無い無駄なことはしない主義だ。資源は大事にね!
全国のブタさん、及びブタさんファン様ゴメンナサイ。




