Bランク 邪神の討伐
忙しくて更新がなかなか出来ず、申し訳ありません。しかも、思いつきで書いたものですのでストックも無いのです。頭の中にある程度ストーリーは出来てますが書き貯めねばと思う今日この頃です(´・ω・`)
【エルフの里崩壊させた邪神討伐】はすぐにギルドカードの情報に緊急で通達され、この国で活動している名のある冒険者達は昼間にはある程度集まった。
その中でも黄昏旅団、エトワールなど大手のギルド達が集まり、その2手を中心に4人1組の選抜され、40人規模で今回はレイド方式でやるようだ。
「あれ、ユーリは参加してくれんの?」
「僕はまだランクCだから参加出来ないよ」
「うちの見間違いじゃなけりゃあの中に居てもおかしくない実力だと思ったんやけどな」
「そんな煽てられても何も出ないって、それに彼らは冒険者の中でも1流なんだから聞こえたらシャレにならないので辞めて下さい」
「ふ〜ん、そ〜ゆ〜事にしといたる」
ナタリーは何かと疑ってくるけどなんでだろうね。
「お〜、なんか獣臭えと思ったら獣人地区の住まいの初心者じゃん」
ゲラゲラ笑いながら1人の男が近づいて来た。
ついてない。面倒なのに捕まった。何かと人間と違う種族を分けたがり、何度も突っかかってくるエトワールのギルドメンバーの1人だ。大手のギルドとなると人数も多いが曲者揃いだけどこの男は面倒。
「おぃおぃまたシカトかよ。ちったぁ〜話そうぜ?」
「君は僕に何か用かい?」
「あぁん?目障りだから失せろっていいてぇんだよ。少なからず俺の目の前から消えろ」
「用が済んだから言われなくても帰るよ」
今回は仲間が居たからか大して絡まれなかった。
良かった良かった。
「お待ちなさい、先程から聞いていましたら他の方を侮辱するのは如何と思いますわ!」
…前言撤回、何処からか沸いて出たリーサにより僕に名前何だったったっけ?あの男…名も無き男から少しの解放からまた束縛されちゃう。
「言ったまんまだぁ、この初心者は獣地区で獣達に囲まれてよろしくしてる人間捨ててるゴミなんだよ」
凄い言われようだな…
差別感の強い人間と関わるとロクな目に合わないや。
「ふん、下らない男ですわ、物事の本質を見抜かずに見た目のみを信じ、それ故に愚か、見ているコッチが恥ずかしいですわ」
リーサはそう言い放つとそっぽを向き、もう貴方には関わらないわオーラを出し始めた。
そうなると男も黙ってはいられない。
顔を真っ赤にさせてコッチに近づいてくる。
「ハンス、貴様は何をやっている」
横からまた1人やって来た。
「だ、団長、すみ、ません」
ハンスと呼ばれた男はどもり、もう喋らなくなった。
「まぁ、いい。早く仲間の中に戻りなさい」
ハンスは言われたら、頷きエトワールの集団の中に戻っていった。
「君達もすまない。人が多いとこう言うトラブルを見つけるのが遅れるんだ。ただ、彼も彼なりのルールがある。理解しろとは言わないが気が合えば仲間に対しては良い奴なのを知ってほしい。コレでもあいつの団長をやっているからね」
ニコッと人懐っこく笑う。
エトワールのリーダーはランクSで持っている剣が聖剣だと聞いた事ある。
それにしてもイケメンだな。
40代のはずなのに20代後半にしか見えずブラウンの髪も邪魔にならない位の長さで纏まって羨ましい。
名前は確か…
「ありがとうございます。シリウスさん」
「これにて一件落着だな。そう言えば、討伐メンバーに居なかった君は如何するのかい?今回のBランク昇進クエスト、試験に参加したらどうだい?」
「それも良いですが昨日、Cランクに上がったばかりですので難しいかと」
「ハッハッ、大丈夫さ、今回はエトワールと黄昏旅団の副団長らAランク冒険者との手合わせで実力を見せれたら合格にする予定だ。明確な目的のある試験では無いのである意味難しいかもしれないが簡単にしてある」
「道理で50人近くも集まっている訳ですね」
「そういう事だ。君も受けておいて損は無いよ」
「分かりました。受けようかと思います」
コレは邪神の第二部隊作成枠と大手ギルドの勧誘と見て良いか。なら実力は抑えて認めさせなきゃいけないな。
「ガハハハ、よっけ集まったな!けっこーなこった!」
アレは黄昏旅団のリーダーのアルダイマか。
「今回は邪神と久々の大物だ!死ぬ覚悟をして仕留めに行くぞ?いいな」
アルダイマは殺気を含み、メンバーを睨みを利かせる。
遠く離れていても分かる殺気だ。
「ガハハ、ちゃんと決めてるみてぇだな!名を上げたい者、強さを求めたい者なら思う存分に暴れるぞ!」
アマダイマを先頭に集まったメンバーはゾロゾロとギルドから消えていった。
なら試験を受けるとするか。
「ならリーサとナタリー、またね」
別れの挨拶をし、試験を受ける手続きをする。
「今回は早い昇進ですね」
いつもの試験の受け付け嬢から珍しいモノを見る目で見られた。
「えぇ、シリウスさんから今回の受けた方が楽だよと教えて頂いたので」
「あらそうでしたか、え〜っとはい!手続きは完了しましたよ」
礼を言って自分もまた人集りの一つになるのであった。
さてとそろそろ、お家に着くかな。
ん?試験?そんなの合格したよ?簡単過ぎて意識にも残らなかった。
相手に剣を抜かす前に首に剣を当てただけで合格でした。
でも結局、合格を貰えたのは5人だった。
普通なら1〜2人位しか昇進できないのに5人か、なら目立たずに上がれたので良かった事にしよう。
どうこう考えていたら家の前に着いた。
「ただいま、チェルシー、ルー」
だっだっだっと小刻みに足音が聞こえると同時にチェルシーがひょっこり顔を出す。
ルーは2階、チェルシーは居間に居たのか。
「お帰りなさいませ、にぃ様」
「ユーにぃ、おかえり〜」
…いいねぇ。
実に素晴らしい。コレぞ、ハラショー!
ひょっこり顔を出してるチェルシーの下にひょっこり顔を出したルーちゃんが可愛すぎて困る。
チェルシーは可愛いって感じだがルーはエルフとあって幼さに美しさが見え隠れしていて将来が楽しみで仕方ない。
ゲームしている時の真剣な顔は綺麗なのだがこうした、何気ない時の顔は緩んでいて愛らしくて仕方ない。
あっ!…決してロリでは無いよ!
「ユーにぃ、ゲームする。いっしょにいて」
「にぃ様、あと少しで御飯が作り終わりますのでそれまでゆっくりしていて下さいね」
こうして、エルフとの出会いは終わったかの様に思ったがそうはならなかった。
何故かって、討伐メンバーの数人が再起不能で戻って来て、残りのメンバーがは死んでしまった。
次の日のギルドは大混乱とかしてしまう。
見て下さってる方々、いつもありがとうございます。自分のペースでやれる時にやるのスタンスでやってますので遅い更新ですが1日1日の更新を出来るようにこれから頑張ります。ですが先ずは3日に1話を…はぃ、泣き事言ってすみません。明後日はお仕事休みなので書く予定です♪