始まりの朝
お気づきの方も居ると思いますがアイディアが浮かんですぐにプロット作らずの思いつきで投稿しちゃいました。
なので2日かけてこれからのストーリーも考えましたので暖かい気持ちで見守って下さると嬉しいです。
朝食はパンにハムとチーズが並べており、野菜もたっぷり用意されてる。
「にぃ様、にぃ様?」
上目遣いでチェルシーは見てくる。
「どれも美味しそうだね。席に着いて戴こうか」
そう言って頭を撫でてあげると猫の耳の方がピコピコ動いた。猫耳の方は感情に合わせて動くので今のは喜んでるようでなによりだ。
食事を済ませ、チェルシーの姿を眺めるのが日課になりつつある。食器を水につけて洗ってる姿を見ると夫婦とはこんなんかなって不意に思うと恥ずかしい。
「そう言えば、お兄様?冒険家をする時にパーティーを組むと聞きましたがお兄様は一人でやっているのですか?」
「基本はソロだね。組むと個人の自由が無くなるし、チェルシーと居れないからね。それに目立ったらチェルシーが狙われる可能性も増えるかも知れないし、なるべく強さも知られたくないかな。いざこざに巻き込まれるのはごめんだかね。だから、魔法使いでは無く剣士として、登録しているのだよ」
「にぃ様〜」
チェルシーはしゅんとしてしまう。
「チェルシーが気にすることはないよ。信用出来る相手じゃないと組まないって事だからね?」
「早くにぃ様に信用出来る方々に巡り合わせが来たら良いですね」
洗い物が終わり、チェルシーは椅子に座り言うと話が途切れる。
注いでくれたコーヒーも無くなったのでそろそろ、行動する事にした。
「では、今日はランクCの認定試験があるからそれを受けてこようと思う」
チェルシーは僕の言葉を不安そうに聞き返してきた。
「にぃ様、試験はパーティーを組まないとクリアが難しいって聞きます。それにランクが上がれば怖い依頼も増えるのではありませんか?」
「パーティーメンバーが居たら楽だろうね。試験の内容はその時変わるらしいから、前回のランクDの試験も知らない冒険家と組んでオークを15体を1日で仕留めるで一緒にやった冒険家達が当たりだったから目立たないで済んだから良かったけど、パーティーが居たらそう言う意味で僕は助かる。ただ、それだけだよ。ランクBまでは正直、お兄ちゃんは楽すぎて困るから早くランク上げたい所だよ」
「にぃ様がモンスターに負けるお姿は確かに想像出来ないですね」
ようやくにっこりと笑顔を取り戻したチェルシー。
「だから今はね、ランクBまでは目立たない様に次のランクの適性と言われる数まで一個一個依頼をこなして、飛び抜かさず、ランク上げしてるのだよ。だから大丈夫だよ」
ココで話を終えて、ギルドへ向かう支度をし、家を出る。
ココは色んな人種が集まる貿易国家であるので獣人族が他の地区より多い所を選んでいる。この地区の広場に向かい、広場にある、ワープスポットに行く。ここから、色んな場所へ飛べる。
ただし、決められた場所にだけだけどね。
この機能はこの国と魔法大国アルビオンが最先端で活用しており、まだまだ普及率は低い。
ギルド行きのポイントはちょっと並んでいたが10分もしないうちにワープ出来た。
ギルドの前にワープしてからすぐに中に入り、試験の窓口に行った。
「お客様、今回はCランクへアップされるのですね?本日、ランクアップされる方への試験内容はミノタウルスと言う牛人の大型モンスター討伐になります。そして、今回の試験は個人での討伐がメインとなるクエストなので他の冒険家と組むと違反になりますがよろしいですか?」
僕は頷くとモンスターの場所から弱点等、必要な情報を聞き、出発した。
ゆっくりとこの物語を完成させたいと思いますのでよろしくお願いします。