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森の民の後談

今回はネタ回にしようと思いましたがどこまでネタをやって良いのかパロディーとして、許せるか分からないので今回と次回の後に心の準備が出来てから投稿します(´;ω;`)

小説を読むのは好きです!どれ位好きかと言うとジャンル問わずです!友人の影響もあり、ライトノベルは大好きです。どれ位好きかと言うと1日に10冊読み続けてしまう位です!

だから今回、このサイトに投稿させて頂いて改めて、書いている方への尊敬が増えました。書いていて不安になります。本当に皆さんが見て、見てよかった、少しの時間が有意義になったと感じて頂けるのか?

そんな思いで書いてます。

この作品は自分の思いつき、自身の娯楽の為に書いてますが読んで下さる方が読んで、読んで時間が潰せた!ニヤリした!など軽い気持ちで見ていただけたらと思って書いてます!


「では、おやすみなさい」


そう言うとアクアは小さな光になり、ペンダントへ消えた。

その後はガルバに連れられ、エルフの避難場所に行く事になった。

行くと大きな森と湖の空間があり、光はあるが太陽は見えないと言う奇妙な場所だ。

ガルバは迷宮だが太陽が無いだけで外と似た環境と教えてくれた。

急遽逃げる事になった様だが住処も作られており、もしもの為の準備はエルフ達はやっていたようだ。

リーサとナタリーは周りが気になるようで2人は他のエルフ達の所に行った。

周りを見渡しゆっくり座れる所を探す。


「何故、ヒューマンがいるのですか?」


急に後ろから強い口調で聞かれ、ビクッとしてしまった。

僕は困っていると隣にいるルーチェは後ろを振り向き誰かを確認すると喜んだ。


「まま!ルーのおんじんだよ」


どうやらルーチェの母親らしい。他のエルフと違い巫女服っぽい衣装を着ているので立場がある者だと予想出来る。


「恩人?では、貴方が我々エルフを助けてくださったのですか?」


「ほっほ、その通りじゃよ、イザベル。少年が瀕死のルーチェを助け、ルーチェとリーサ、ナタリーに助けを求められて友としてワシらエルフを1人で救ってくれたのじゃ」


…アレ、ルーチェとの出会いを教えてないはずなのになんで知っている?


「そうでしたか、私の娘を助けていただいたのに無礼な態度を取ってしまい申し訳ありません」


深々と頭を下げるルーチェママにあたふたしてしまい。

ガルバの先程の言葉・・・・・を忘れてしまった。


「困っていたら助けるのは当然ですよ!だから頭を上げてください」


「あら、そう言ってくれると助かるわ!」


悪戯成功ってな感じの含み笑いをするルーチェママの色香に鼻を伸ばしたいがルーチェの前ではただの変態になるので辞めた。


「それにしてもこの子がこんなに懐くのは珍しいわね。どう?数年後にウチの子の旦那にならない?」


はい!是非とも!

…なんて言おうと思ったが寒気がして周りを見渡したがニコニコしている妹にコッチを睨んでるリーサとジト目で見ているナタリーと目が合ったが何故寒気がしたんだろう。


「嬉しいですが僕はヒューマンですよ。ルーチェちゃんはエルフ同士結婚した方が幸せだと思いますよ」


「エルフ同士ねぇ、ここの男達はルーチェには合わないね、第1にルーチェが既にここの男共を男してみてないんだよ、7歳でまだ恋愛も知らないルーチェが『あの人、ルーチェが大人になったら楽しみだって言っていたけど、その時の目がママを見ている嫌な目と同じだから嫌い』ってな、だから、あんたみたいなちゃんとした男じゃないとルーチェは懐かないんだ」


…エルフのイメージが崩れていくのは何故だろう。



「それに里って家族みたいだから恋愛にまで発展し辛いってのもあるね。まぁ、寿命も長いしエルフは顔だけは良いから間違いは起きてしまうけどね」


そう言ってガルバを見るルーチェママ。

ガルバはそそくさと離れていく。

…なるほど、間違えね。


「ヒューマンはエルフの女と見ると口説くし信用ならないけどあんたは違うから信用できる。私は結界を貼り、守る為に側に居てあげる時間が今まで少なかったから親としてやってあげるのは気に入った男の側に居させてやるくらいだよ」


ニシシっと笑うルーチェママは姉御って呼びたい。


「それに旦那も今回ので死んじまったし、しばらくは1人でいたい」


「え?…そうでしたか」


「あ〜、気にするな。そんな辛気臭い顔されると私が困る。それに里の被害が最小限に抑えられたんだ。本望だよ」


「って事はエルフの里で強かったんですね。どんな人だったんですか?」


「まぁ、この里では一番の大剣の使い手だよ。まぁ、説明が面倒からスフィア貸してやるから見てみな」


そう言われスフィアを見てみると気さくなエルフの印象を感じた。細いのがエルフのイメージだが旦那さんは大柄の男だった。

気が合いそうな人で死んだのは残念だ。

上は邪神に魂を食い尽くされていたし、死んでから時間のたった蘇生は成功率が低い。


「良い人って感じが伝わりますね」


「ありがとうさん。仏でも見ていくか?」


「え?体があるのです?」


「死ぬまでの攻撃を受けたからな。だが、死んだのは迷宮に入ってからだよ。ある程度の人を入れたのと若者が外の里に応援を呼びに行ったのを確認すると迷宮に避難し、その後結界張ったが治療しても救いようがなかった」


「ゆーにぃ、出来る?」


ルーチェの震える声に僕は、


「やってみないと分からないけどやってみる価値はあるかな」


邪神に魂を喰われてなければ可能性はある。


「なんの話だい?」


「まぁ、説明は難しいので見ていて下さい」






結果はルーチェママが涙を流し、起き上がったルーチェパパは自分に何が起こったか分からないって顔をしていた。

周りはソレを見て、僕に祈り始めるわで前回の獣人達・・・・・・みたいになってしまった。

その後、神様と崇められそうになったのをちゃんと説明して、誤解を解くのに時間が掛かった。

え?何で生き返ったのって?実際は運が良かった《・・・・・》だけだ。

確率的に30%だったと感覚・・で分かった。

だから使いたくなかったけど鑑定と言うスキルを使い、確率を上げた。それでも50%位だから止めようと思ったがルーチェも隣で成功を祈っていたから発動させ、賭けに勝った。

鑑定のスキルはステータス的なモノが見えるスキルだ。

しかし、使うとリアルではない感じがして嫌なのだ。説明が難しい。ゲームをしている感じで仮想世界に入った感じもしくは自分には関係のない世界みたいに感じてしまう。この世界で生きている以上ここが僕の世界であり現実だ。その事を受け入れる以上、鑑定と言うスキルは他人やモノ全てを軽くさせるので使うのは緊急時だけだ。

…それにしても流石に魔法を使いすぎてくたくたになった。







〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



早く彼から離れたかった。

途中で自分の気持ちに気付いてしまってからは彼に話すのも恥ずかしくパパが居たから最小限で話さずに済みました。

しかし、離れたら離れたで心が寂しい。今後の彼の事を考える。当然、彼は街に私は森に住む。

チクリっと胸が痛む。

先程まで離れたかったのに何故痛むのでしょうか?

エルフは時間が膨大に溢れているので恋愛感情まで持っていくのは難しいのですがわたくしの感じる感情はきっと恋なのでしょう。

恋愛に疎いわたくしですが認めざるおえませんわね。

初めてエルフに優しくしてくれた彼だからでしょうか?

命を助けて頂いたからでしょうか?

仲間を家族を救って頂いたからでしょうか?

いいえ、そんなのは些細な事できっかけに過ぎず、どれでもないのです。恋愛に何故を求めずとも感じるモノを信じれば良いのですわ!

だって、わたくしはまだ15歳であり、ルーチェの次に若いエルフなのですから。

理解できるはずがありませんわ。

…ですが、叶わない恋愛なのです。

わたくしは里の長の娘である以上、他種族とは許されない事ですわ。

はぁ…と珍しく溜息が出てしまいます。


「リーサ、ちょっと良いかの?」


パパから急に話しかけられびっくりしました。


「ええ、良いですわ」


「何事も迷わずに己の感じたままにリーサは生きなさい。里はまだまだ3000年位はワシが見ておいてあげるから、だから、リーサはソレまでに沢山の経験を積み、ワシを安心させてくれたらいいんじゃよ」


パパはわたくしの気持ちに気付いているみたいですわね。口調も説教や大事な話がある時の喋り方へ変わっている。


「パパ、ありがとうございます。ですが、わたくしは里に生きると決めたのでわたくしはしっかりと里の為に経験を積みますわ」


だから、はぐらかすしか今のわたくしには出来ません。だって、パパの言う通りにそうしてしまうと枷が外れてしまいそうですから。


「なら、里の為にユーリ君と仲良くしなさい。もしくは娶って貰うと尚更良い良い」


「それはいいのですか?」


「娘の幸せが親の幸せじゃからの。彼なら里のエルフの皆が受け入れるはずじゃ。そしたら、ワシだけじゃなく皆がリーサの幸せを祝福してくれるじゃろうな。ホッホッホ」


嬉しいですが素直に受け取れないのはわたくしが幼いからでしょうか?

お膳立てして頂いているのは分かります。

それに里の長の娘としてではなく、パパの娘としての幸せと言われたらユーリへの気持ちを抑えられなくなります。


「リーサよ、自分を偽らずと辛い。ワシもそうじゃった。じゃが、アンナがワシを救ってくれたのじゃよ。じゃから、ワシはアンナが結ばれリーサが生まれた。まぁ、ワシはロリコン扱いになってしまったがの。ホッホ。恋は盲目って言うがその位が良い。ワシの様な年の差や種族が違う者達はそう思わんかの?」


「…はい、その位が丁度良いですわ」


わたくしは笑顔でパパの言葉を受け取れました。

もう迷いません!

ユーリをわたくしの伴侶として絶対に手に入れますわ!

待ってなさいユーリ!









〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



「で、お主はいいのかのぉ?」


げっ!

あのジジィ気付いてやがった。


「ウチには関係あらへん」


「あんだけ、派手にキス奪っておいてナタリーはビッチじゃのぉ」


「んやと、ジジィ!いっぺんどつきまわしたるわ!」


顔が真っ赤になったのが分かるわ。

この性悪ジジィめ!


「さっきの話を聞いていたのじゃろ?恋は盲目と言ったのはお主にもじゃよ。義妹よ、ヒューマンは一夫多妻制が多いぞ?エルフの感性で動かず行動するがいいんじゃよ」


なっ!このジジィ、自分の娘とウチを同じ男でもいいって抜かしやがった!


「あんた、自分の娘がハーレムの一員でいいって言っているん分かっとるん?」


「この先、彼は他にも女子は現れるじゃろ。獣人族の英雄と言われておる彼は獣人族の姫辺りからも狙われておるじゃろうし、必然じゃの。なら1番初めにして貰った方が良いじゃろう」


え?獣人族も狙ってるん⁉︎

彼等は縄張りや順位に煩いから先にゲットしてもらった方が揉めないか。

ジジィなりに考えての言葉か。


「ナタリーや、娘を頼む」


ジジィは頭を下げた。


「…ん、分かったわ。元から好きな奴が現れたら絶対離さへん気でいたし、リーサは妹分や、妹共々可愛がってもらうわ!まぁ、先にユーリにはウチらを好きになって貰わないとあかんけどな」


よし!これからの予定は決まった!ユーリに好きになってもうう。剣の事を謝る。

そして、まずはつつ、つつつ、つ……つき…合ってもうう事や。

やっば、は、恥ずかしぃ…




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

余談


「ガルバ、あんたがリーサとナタリーをけしかけるとは思わなかったよ」


「タバサか、ワシは2人を後押ししただけじゃ、ちゃっかり、自分の娘を嫁にしろと言ったお主とは違う」


ガルバはじと目でタバサを見る。


「ハハ、ユーリ君も満更ではないって表情だったから嬉しいね!あんないい男をヒューマンってのが惜しいね。エルフの男もアレくらいならいいんだけどな」


タバサはガルバの隣に座る。

ココは結界を張る一室であり、長と巫女で毎日張り替えている。


「しかし、蘇生の魔法か、とんでもない魔法を扱っていたな。だがそれよりも気になったのが蘇生の魔法を使う前に眼の色が金色に輝いていた。いや…金色のマナが輝いていたに近いのか?アレは神の眼じゃないのか?」


「ほぉ、気付いたか。神の眼はスキルじゃよ。15代目は鑑定と呼んでいたのぉ。アレは異世界の者、勇者や魔王が極稀に使えるスキルじゃ。じゃがアレはこの世界を軽くするモノじゃと15代目から聞いた。全ての情報が数字化され、どの様に映っているかは想像でしか出来ないが魔王や勇者がこの世界を壊しても何とも思わないのはそのせいじゃな。15代目勇者曰く、ゲーム感覚にしてしまうらしいからのぉ。当時は意味が分からなかったが今は彼の残した技術でゲームの一部を理解して、理解できた。世界を軽くするスキル。じゃが、彼は一瞬しか使わなかったし、この先も同じく使わないじゃろう。あのスキルの本質を理解しているみたいじゃからの」


「神の眼ってのはそんなんだったのか。って事は彼はやはり転生者か?」


「どうじゃろうな、ワシはそう見ておる。転生者は迷い人、魔王や勇者と同じく神が関係しておるからのぉ、もしもは手助けくらいはしてやらなければ恩を返せないのぉ」


「うん、コレから面白くなりそうだね。さて、結界の綻びの調整をささっと終わらせるか」


はい、エルフと仲良し編はおしまいです!

コレから3人のヒロイン(妹候補)が出来たので横道にそれる事がしばしばあるかもです!


リーサはちょっと高飛車だけど想い人には素直な子です。

ナタリーは勘違い系ヒロインを目指してます(笑)

ルーチェは癒し系でマスコットな感じですかね?


ちなみにルーチェはお気に入りです!

リーサはエルフを書く時に決めたヒロインですので優遇したいと思ってますが書いていると変更されちゃうかも…

ナタリーは初めはモブで一瞬だけの存在でしたが書いていて何故かヒロインに…アレ?ってなりましたが1番描きやすい気がします。


え?本妹は?

本妹は冷遇されがちなのですよ(´;ω;`)

だからチェルシーには頑張って動いて貰わなければヒロインっぽくならないですね!

扱い次第ではヤンデレになりそうな子です。


では、次回は勇者視点で書きます!

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