2025年12月6日(土曜日)晴れ
6時40分に子供のゲームので目が覚める。
我が家では、朝、人が寝てる間は
ゲームをしてはならない。
という、ルールがある。
また、行事が大嫌いな私は、
クリスマスは良い子の行事。
良い子でなければ、いつでも、中止にする。
と、三日前に子供達へ宣言した。
その事を忘れてるのかもしれないが、
ルール違反をしたので、
「今年のクリスマスは、ルール違反があったので中止でーす」
と、言い、二度寝した。
「すみませんでした」
と、言われたので、目を開けると、子供が土下座をしていた。
安易な土下座。
謝罪を受入れ、許されることが前提の謝罪。
ポーズだけの謝罪の最たるものである。
「ママは、土下座が嫌いだから、止めて下さい。
ママは……いいえ、世間の人々は、あなたのする安易な土下座は、軽蔑され、嫌われ、許されません」
こんこんと、説明し、なぜ許されないのか説明した。
形だけの謝罪の為の謝罪。
駄目です。
それこそ、誤って人を殺めた時に土下座することはあるかもしれません。
しかし、許されませんからね。
と、言い聞かせた。
謝るのは、良いこと。
そして、ごめんね。と言ったら、いいよ。
と、仲直りする学校ルール。
これは、間違ってない。
子供に
「君は、ママが君を猛烈に叩いた後、土下座をしたら許すの?」
と、問う。
「うん。いいよ」
いや、駄目だろ。と、内心思いつつ
「じゃあ、土下座したあと、また、ママが猛烈に叩いたらどう思う?その時、また、ママが土下座したら、許せる?」
「ううん。やだ」
「だよね?土下座をするけど、
それは嘘つきの土下座だ。許したらいけない。
土下座してる人の顔は下を向いているから、判らないけど、
変顔しながら、土下座だって出来るんだよ?
だからね、気軽に土下座をする人を世間は許さんのだよ?
でも、君は、謝れた。それは偉かったね。
もう、ルールは破らないこと。そして、二度と土下座をしないことを約束するかい?」
こうして、我が家はクリスマス中止はなくなり、
未だ保留のままである。




