2025年11月4日(火曜日)快晴
6:40起床。
タンポポ職人の職場へ行く。
帰ってくる。
昨日、読み終えた
斉藤章佳・著『「小児性愛」と言う病ーーそれは、愛ではない』の感想。
小児性愛者の思考や、犯罪の仕方、再犯しないための取組みについて書かれた本だった。
性犯罪について、警鐘を鳴らす本であり、小児性犯罪についての解説や精神福祉士として、性犯罪者の『認知の歪み』を解く為のプロセスをメインに書いている。
「少しも、綺麗な愛じゃない。」の資料として読んだ。興味深いが、酷い内容が書かれているので、お薦めはしない。二次元のロリショタ好きな人には、不快な気持ちになる人がいるかもしれないが、性犯罪を未然に防ぐ為のゾーニングが必要なのは、確実だと感じた。
この本は前半から、気が滅入る内容だし、再犯防止に関しては、法整備が余りにもなされてないので、絶望的な気持ちになる。
だが、後半7章の『かわいい』の概念について説明するところから、物凄く刺さった。
また、刷り込まれた男尊女卑の考えが、暴力的な支配で男性自身を苦しめる負のスパイラルに繋がることに、物凄く、共感できた。
暴力や支配を受けた男は、結局支配する側になるか、なれなければ敗者の烙印を自分で押すしかなくなり、苦しむ構図。
男尊女卑の弊害で、女性だけでなく、男性も同様に苦しめられる。
この、視点はなかった。
また、『かわいい』物に対する、作者の解釈と掘り下げが素晴らしい。
私は総じて、かわいい物全般が大好きである。
嫌いな人はいないと思うが、
その『かわいい』物が好きというのはどんな意味で?
と、作者に問われた気がする。
それから、『私はこれから毎日治療に専念し、二度と再犯しません!』と、真っ直ぐな目で1日目から宣言する性犯罪者ほど、直ぐに来なくなる。と言う、皮肉も共感できた。
そんなに簡単に、人間は変われない。
そして、犯罪者は謝罪行為にとても慣れており、許される事が前提の謝罪であれば、ホイホイ土下座する。だが、それは無反省で誠実さの伴わない、薄っぺらな謝罪だということも、実によくわかった。
怒られたから、謝ろう。こうすれば良いんでしょ?
と言う、謝罪は、謝罪じゃないんだよな。
謝罪することで、早く許せよ。と言う横柄な態度なのだ。
尖り捲った内容なので、私は好きだ。
雑務が多いので、今日はこの辺で日記を終える。
昨夜、小児性愛と言う病を読みながら、懲役先生最終回を視聴。
四年間お疲れ様でした。
一番盛上ってた頃に、本を出せて良かったです。
少し、懲役先生の思い出を語ろう。
私は、
懲役太郎→懲役先生→かなえ先生
の、順番で登録した気がする。
かなえ先生がVTuberを初めて半年頃。
かなえ先生の初配信は既に削除されていた。
なので、私はかなえ先生の古参ではない。
かなえ先生がオジキの知名度を頼りに
懲役先生を開始し、野望に燃えながら配信で酒を飲んだくれていた時期に、かなえ先生の強かなチャンネル登録誘導作戦に、まんまと引っ掛かっただけだ。
犯罪学教室のかなえ先生ほど、良質なチャンネルを私は知らない。
事件の深掘りや専門家としてのアドバイスが兎に角、面白い。
チャンネル登録者が少なくて、ビックリした。
このチャンネルはもっと評価されるべきだし、
いろんな人に知ってもらいたい。と、思った。
また、VTuberと視聴者としての向き合い方をちゃんと考えさせてくれるチャンネルだと、初期の頃から感じていた。
開設半年で、既に中長期的な計画で執筆もしつつ、様々な事件解説をしていた頃だった。そう記憶している。
さて、三チャンネルのメンバーシップ。
どれに入ろうか?悩んだ末に、まだ、若手のかなえ先生(当時は20代と言い張っていた)のチャンネルのメンバーシップに入ったのを記憶している。
かなえ先生の話ばかりになったので、懲役先生の話に戻す。
最初プロレスしてたが、『もう、プロレス止めよう』みたいな話を懲役先生で話してたのもうっすら覚えている。
しかしながら、VTuberと言う新しいジャンルの二次創作をする気は、その頃なかった。
でも、気が付いたら懲役先生で冬コミを申込み、紆余曲折ありながらも参加していた。
最初の購入者は女性だった。しかし、後は男性ばかりで、懲役先生の支持層は男性だと、実感した。
懲役先生を描こうと思ったのは、かなえ先生に
『友人がオジキと先生のBL本を出そうとしたので、私が止めておきました』
という、クソマロが届き、かなえ先生がムッとしながら、「他者の創作の邪魔をして、してやったりと優等生気どりで報告に来たつもりでしょうが、貴女は間違ってます」的な事を申していたのが、キッカケだった。(うろ覚えなので間違っていたら、申し訳ない)
その頃は、二次創作のガイドラインもあったし、VTuber界隈のジャンルがどういった物なのか、リサーチも兼ねて参加した。ひょっとしたら、かなえ先生の本が買えるかもしれない。等と思ったが、完全にオンリーワンサークルで、本当に新鮮だった。
お隣は奇しくもキルシュトルテのサークルさんだった。少しお話もして頂き、
『二人がコラボしたら、面白いですね』
等と無責任な与太話をしながら、キルシュトルテのチャンネル登録を冬コミ会場でした。
正直なところ、私はVTuberが苦手である。
平面図のガワだけなら、イラストだけなので大好きなのだが、
その向こうに実在する人物を愛する事が出来なかったからだ。
中の人を愛するにしても、生身の人間。
設定付けされた赤の他人を好きになって下さい!と言われたとてゴメン、無理。と、いうのが当時の正直な感想だった。
空前の女性VTuber人気で、ゴシップもそれほどなく、VTuber=ガチ恋だった。
懲役先生の活動は応援するが、私は俺太郎さんや、とわママの描いたガワを愛せても、そこまで中の人を愛せない。
でも、そのスタンスで二次創作を始めた。
二人とも同じレベルで良識を持合せ、人生経験を通じ、意見を述べられる大人として認識できたからだ。
私がどちらか片方、もしくは二人にガチ恋してたら、二次創作は出来なかったと思う。
それに、初期から今も続いて、二人がガチ恋を売りにしてないので安心できた事が大きい。
二人とも活動の中で、枠内の治安維持を意識してリスナーを統制できるから、推せた。
配信者とリスナーの距離感を、懲役先生を通じて学べたと思う。今後も続くであろうVTuber文化で、コンテンツ内容に拘る二人の活動をリアタイで見守られたのは、奇跡的な偶然の連続だった。
二人の活動を、引き続き陰ながら応援していきたい。懲役先生両名の今後益々の活躍と発展を心から願って。




