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日記  作者: 八車 雀兄


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2026年1月1日(水曜日)5時38分起床

明けましておめでとうございます。



まだ、薄暗い中、Daft PunkのWDPK RADIO LIVEを聴きながら起きる。



2026年の年明けには、ちょうど良い音楽だ。



AIに「静かな正月」の400字短編小説を書かせた。

さて、AIと人の書いた文章の違いがわかるだろうか?



静かな正月

朝の光が、障子を淡く染める。台所から、味噌汁の香りが漂う。母が作ったお雑煮は、いつものようにシンプルだ。餅が一つ、柔らかく沈んでいる。

テレビの音は小さく、箱根駅伝の歓声が遠い。父は新聞を広げ、時折ページをめくる音だけが響く。私は箸を置き、窓の外を見る。雪はない。空は灰色で、風が木の枝を揺らす。

去年の暮れに捨てた古い手帳を思い出す。中身は空っぽだった。目標も、思い出も、書き残すほどのものはなかった。

家族は言葉少な。弟はスマホをいじり、母は片付けを始める。誰も「今年の抱負は」とは言わない。私も言わない。それでいい。

午後、近所の神社へ行く道は空いていた。鈴の音が一つ、静かに鳴って消える。お賽銭を入れ、手を合わせる。何も願わない。ただ、この静けさが続けばいいと思う。

家に戻ると、こたつでうとうと。時計の針がゆっくり進む。外はもう暮れかけている。

正月は、いつもこうだ。何も起こらず、何も変わらず。ただ、時間が過ぎていく。それで十分だった。



 今年の正月は、帰省しなかった。

 特に実家で両親や、弟達と仲違いしたわけではない。生来のものぐさで、新幹線の混雑に辟易しただけだった。

 大晦日は、仲間達に誘われ、鍋を一緒につついた。深酒せずに、電車で帰る。車内広告に『初詣』や『令和八年』の文字があるのに気づく。あくびをしながら帰宅し、風呂に入って寝た。

 そして、目を覚ましたのはいつも通りの八時だった。大学の講義はないのに、いつも通り目覚めたのが、勿体ない気がして、また目を閉じて二度寝した。

 空腹で目が覚めると、十時だった。ろくに掃除もしてない部屋の布団を畳んで、コンビニへ行く。

 車も人通りもない道路を歩く。

 商店街のスーパー、小売店、どこも新年の挨拶と営業開始の張り紙、松飾りだけを残して無人である。昼間なのに、誰もいないアーケード街を進む。

 申し訳程度の正月飾りをしたコンビニの自動ドアが開くと、ふんわり、おでんの匂いがした。



正月の朝、台所の時計だけが音を立てていた。

窓の外は白く、昨夜の雨が凍って、道は誰の足跡もない。

鍋で温めた雑煮は、まだ味が落ち着かず、私は箸を置いて湯気を眺めた。

テレビはつけない。

騒がしい言葉を入れると、この部屋の静けさが壊れてしまう気がした。

郵便受けには年賀状が三枚。

名前を見て、返事を書かなくてもいい関係が残っていることに、少し安心する。

昼前、外で車の音が一度だけした。

それきり世界はまた止まる。

何かを始めなくても、何者かにならなくても、今日は許されている。

私は冷めかけた雑煮を飲み干し、窓を少しだけ開けた。

冷たい空気が入り、静かな正月が、きちんと息をしているのがわかった。



さて、どれがAI小説で、どれが人間の書いた文章か、お分かり頂けたであろうか?

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